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作曲家・ギタリスト 森本 ケンタさん/今週のキラリ人

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作曲家・ギタリスト 森本 ケンタさん

もりもと・けんた 1985年神戸市生まれ。2005年、シンガー・ソングライターとしてメジャーデビュー。CM出演やテレビ・ラジオにレギュラー番組を持つなどタレントとしても活躍。昨年、ギタリストに転向

苦難を経て独自の音追求 インストに自分らしさ込め
「同じギターでも弾く人によって音が変わります。森本ケンタの音だと分かってもらえるような曲を作っていきたい」。作曲家でギタリストの森本ケンタさんは、5年ほど前から続く発声障害により昨年、シンガー・ソングライターからギタリストに転向。フラメンコギターを使ったメロディアスで情熱的な演奏が好評を得ている。
5月に発売された3作目のインストゥルメンタルアルバム「Covers~Meisaku no yatsu~」は、名作アニメの曲をアレンジした作品を5曲収録。中でも映画「魔女の宅急便」の劇中曲「海の見える街」には特別な思い入れがあるという。「主人公の魔女キキが挫折を味わいながら成長していく姿と、発声障害という挫折を味わってギタリストになった自分とが重なります。物語の世界観と自分の人生がリンクした作品です」と感慨深く話す。詞のない楽曲ならではの難しさを感じながらも、見えてきたものがあるという。「ティータイムに濃厚なラブソングを聴くのはしんどいですよね。インストゥルメンタルだと歌詞がない分、聴く人の空間に寄り添うことができます。さまざまなシーンで聴いてもらえたら」
広島と世界をつなぐ活動もしている。府中市発の太鼓ユニット「我龍」と組んだ「森本ケンタ×我龍」は、ギターと和太鼓で広島に恩返しすることを目的に、1月に結成した。5月、ニューヨークでツアーを行い、10日間で7公演を開催した。「五輪や万博を控え、多くの外国人が日本に足を運びます。その時に広島に立ち寄ってもらえるきっかけづくりになれば」と熱く語る。
今後の活動について「音楽の在り方が変化する中で、先入観を持たずになんでもチャレンジしていきたい」と抱負を語る。「信じられない音が出せるギタリストになりたい」と顔をほころばせた。

キラリと輝く3マイルール
★1 常に新しい挑戦をする
★2 定期的に心をリセット
★3 なんでも死ぬ気でやる

information
「Covers~Meisaku no yatsu~」をリリース
2.jpg 「ルパン三世のテーマ」「君をのせて」「Fly Me to the Moon」など、名作アニメの曲をカバーした全5曲。撮り下ろしトレカ入り1500円。

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