浴衣姿をりんと美しく/豊かな暮らしに+α | アシタノ メインコンテンツにスキップする

浴衣姿をりんと美しく/豊かな暮らしに+α

この記事をシェア

浴衣姿をりんと美しく
お祭りや花火大会など、夏のさまざまなイベントでは、浴衣を着て夏のおしゃれを楽しみたいものです。いつも着慣れている洋服と違って、柄や色の組み合わせを選ぶのに戸惑う人も多いはず。今回は、すっきり着こなせるポイントや、帯にひと手間加えるだけで着こなしに変化が出る簡単なアレンジ方法をご紹介。併せて、美しく見せる所作や、困ったときに使える持ち物を「ひろしまきもの遊び」(広島市中区)で教えてもらいました。
色合わせと小物使いで魅せる
悩んだときは、全体に使う色を3色以内にすると、すっきりまとまります。浴衣、帯、小物類まで、色に統一感を出しましょう。ブルー、グリーン、白を主体にコーディネートすると、涼やかな印象に。和装は、足し算ではなく引き算の装いがおしゃれとされています。カラフルな色合わせにすると、バランスが悪くなる場合があるので注意が必要です。手持ちの浴衣と帯に合わせ、浴衣用の飾りひもに帯留めを通すだけでも個性が出ます。足元はレース足袋を履くのも技ありのグレードアップ方法です。また、垂れる飾りの付いたかんざしを持っているなら、髪ではなく、帯に挿す使い方も。ゆらゆらと揺れて涼しげです。

_DSC9947.jpg帯の色で印象チェンジ
帯だけを買い足すなら、比較的リーズナブルに印象を変化させることができます。寒色系の帯をお持ちなら暖色系の帯を新調しましょう。同じ浴衣でも印象の違いが楽しめます。また、麻などの天然素材の帯を選ぶと涼しさが増すのでお薦めです。アクセントに、和飾り付きのヘアゴムで帯を飾れば、簡単にかわいいアレンジの出来上がり。着こなしのバリエーションが増えます。

困ったときのお役立ちアイテム_DSC0054.jpg(1)扇子 浴衣は通気性が良いものですが、暑さを感じるときは、うちわや扇子を。コンパクトに畳める扇子なら、持ち運びにも便利です
(2)手拭い ハンカチ代わりに1枚、予備で1枚、計2枚あると便利。帯が緩んで下がってきた時に、帯と浴衣の間に押し込み、隙間を埋めて着崩れを一時的に直すことができます
(3)ばんそうこう 鼻緒ずれして、足の親指と人さし指の間にけがをしてしまったときに使えます。あらかじめ、鼻緒が当たる部分にワセリンを塗っておくのもよいでしょう
(4)安全ピン 着崩れてしまったときの応急処置として役立ちます。大きい安全ピンは針が太く、浴衣の生地を傷めてしまう可能性があるため、小さめの物を準備

〝きれい〟を保つ所作 大切に
浴衣姿をランクアップさせるには、和装独特の立ち居振る舞いを意識することが大切です。歩くときは、歩幅を狭めて内股気味にゆっくりと。座ったり、階段を上ったりする際には、裾が乱れないよう、上前を手で軽く持ち上げましょう。着崩れ防止にもなります。_DSC0009.jpg
扇子のあおぎ方は、女性の場合は脇から風を通すようにソヨソヨと。顔の前でバタバタとあおぐのは、エレガントに見えないので気を付けましょう。_DSC9986.jpg

\教えてくれた人/

ひろしまきもの遊び 代表理事 澤井律子さん

〈取材協力〉
ひろしまきもの遊び 広島市中区幟町6−11 坂田ビル2階 090-3373-9235

関連タグ
  • 登録されているタグはありません。

関連記事一覧

TAG LIST