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心和む コケテラリウム(1/3)

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緑の小宇宙 コケテラリウム
ガラスの容器の中にコケや小石などを敷き、自分の世界観で緑を飾る「コケテラリウム」。愛好家が増え、じわじわとブームが広がっています。人気の秘密は育てやすさと、植物が持つ癒やしの効果。魅力や作り方などを広島市佐伯区のコケ作家・舛岡起久子さんに教えてもらいました。

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●教えてくれた人 舛岡起久子さん

コケ作家「mom.(マム)」として活動。広島県内で出張ワークショップ(3人以上、小さなもので1人3000円〜※要相談、交通費などは別途)を開くほか、コケや土の販売も行う。ジ・アウトレット広島(佐伯区)内の「SAKKAZAKKA」で、作品販売やワークショップも開催。
・問い合わせ/pecoron.cron@live.jp
・インスタアカウント/mom_moss777

 

1 コケテラリウムとは? 瓶で育てる インテリア
透明なガラス瓶や水槽の中で植物を育てる「テラリウム」の一種で、コケに特化したものを指します。テラリウムが生まれたのは19世紀。欧州の生物学者らが、他大陸の植物の種を土ごと瓶に詰めて運搬した際に、たまたま発芽したものをインテリアとして飾るようになったといわれています。
コケテラリウムが広まったのは2010年ごろ。日本庭園や盆栽など、古くからコケをめでる風習がある日本が発祥といわれています。密閉可能な容器を使うことで湿度を保てるため、湿った環境を好むコケとの相性は抜群です。
コケは全世界に1万8千種類、日本には1700種類が自生するといわれ、葉の形や色などの見た目はもちろん、香りや生育環境などそれぞれに個性があります。これらのコケを自由に組み合わせて育てるコケテラリウムのバリエーションは無限大です。

2 魅力は? 手間いらず 癒やしアイテム
 「水やりは2、3週間おきでOK」「日光の届かない室内でも発光ダイオード(LED)を当てれば育つ」といった手軽さが一番の魅力です。また、小さな容器でも育つため置き場所に困らなかったり、滅菌された土を使用するため虫が付かなかったりするので、デスクやダイニングに置きやすいのもポイントです。
コケが生える環境は、主にマイナスイオンが豊富な滝や川のそばなど、人間が心地よいと感じる場所です。自分の部屋や職場のデスクに飾ることで癒やしを身近に感じられます。コケや容器の種類、デザイン次第で室内の雰囲気をワンランクアップさせるインテリアにもなります。

<育て方>
●水やり‥‥霧吹きで軽く湿らせましょう。コケの種類によりますが、2、3週間に1度でOK
●置き場所‥‥日の光が好物ですが直射日光はNG。レースのカーテン越しの明るさが理想です。日光が当たらない場合はLEDを当てて
03.jpg●換気‥‥数日に1度、ふたを開けて数分放置し、容器内の換気を
●剪定(せんてい)‥‥先端が茶色く枯れた場合、はさみで切って捨てましょう。成長して伸びた黄緑色の部分はカットして整えて。切った部分も生きているので、土に植え直しましょう04.jpg

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