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感染症に注意!(1/3)

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流行しやすい季節 感染症に注意!
空気が乾燥する冬場は、ウイルス性の感染症が流行します。時には命に関わる場合もあり、特に幼児や高齢者は注意が必要です。インフルエンザやノロウイルスなど冬に流行しやすい感染症について知り、日々の生活の中でしっかりと予防しましょう。
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日常生活に潜むリスク
感染症とは、病原体が体内に侵入して増殖し、発熱や下痢、せきなどの症状が出ることをいいます。感染リスクは日常生活のさまざまな場面に潜んでいます。次のチェックリストに当てはまる人は注意しましょう。

 

\教えてくれた人/
福山市民病院 感染対策室 感染管理認定看護師 三宅 智津恵さん

 

[こんな人は注意!]
□帰宅時に手洗い・うがいをする習慣がない
□部屋の換気をせず、暖房をつけたままにしている
□家族や友人とハンカチを貸し借りすることがある
□鼻や口の周りを触る癖がある
□不規則な食事や外食が多い
□睡眠不足である
□運動不足である

 

インフルエンザ
冬に流行する季節性のインフルエンザにはA型とB型があります。例年日本では11月下旬~12月上旬に流行が始まります。
流行の程度やピークはその年により異なりますが、今年の9月には福山市内では学級閉鎖した学校もありました。流行の本格化は12月からと予想されるので、今後も予防と対策が必要です。

【主な症状】
38度を超える急激な発熱、関節痛や筋肉痛、乾いたせきや喉の痛み、全身の倦怠(けんたい)感、強い悪寒に加え、鼻水など呼吸器の症状も出ます。潜伏期間は1〜4日(平均2日)。発症後3日程度までが特に感染力が高いといわれています。
高齢者や小さな子どもの場合、重症化や合併症に注意が必要です。高齢者では発熱の頻度が低く、意識障害などが出現する可能性があり、小さな子どもでは下痢や吐き気など、インフルエンザにはあまり見られない症状が出現する場合もあります。

【感染経路】
飛沫(ひまつ)感染、接触感染

 

ウイルス性胃腸炎(ノロウイルスなど)
ノロウイルスなどを原因とする、嘔吐(おうと)や下痢を伴う感染症。11月ごろから流行が始まり、12~3月ごろピークになります。感染力が非常に強く、症状が出ていなくても知らないうちに感染源となっている場合もあります。身近に発症した人がいるときは、感染した人が調理した食品は食べないようにするなど、十分に注意しましょう。

【主な症状】
突発的な嘔吐、下痢、軽い発熱など

【感染経路】
経口感染、接触感染、空気感染

 

RSウイルス感染症
RSウイルスは風邪の原因ウイルスの一つであり、主に3歳未満の乳幼児が発症します。これまでは冬季に流行が見られる感染症でしたが、近年は7月ごろからも流行の兆しが見られるようになりました。小さな子どもがいる家庭は、飛沫感染対策としてマスクを着用したり、日常的に触れるおもちゃなどを小まめにアルコール消毒したりなど、特に注意が必要です。

【感染経路】
飛沫感染、接触感染

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