読書日和／ 「宇宙」「写真でみる福山城」

（福音館書店）1650円

実家の本棚に長く収まっているこの科学絵本。1978年11月に発行され、73年生まれの私が手にしたのはおそらく初版発売から間もない頃のはず。ちなみに今店舗に並んでいるのは61刷。刷り数はその書籍がどれほど長く版を重ね読み継がれているかを示す指標です。

本屋の店頭で数ある本の中からなぜ本書を選んだのか。親が買い与えてくれたのか。記憶は曖昧ですが、ページをめくると情報の多さとスケールの大きさに目を見張らされたことを鮮明に記憶しています。

冒頭のノミのジャンプから始まり、10億光年離れた宇宙有限論まで優しく教えてくれる本書。さまざまな事物のデータが比較掲載され、科学の楽しさを子どもに伝えたい加古さんの情熱が凝縮された一冊です。

（東京堂出版）2200円

1622年の築城から今年で400年を迎えた福山城。戦災被災前の貴重な写真や絵はがき、絵図など400点以上を収録した福山城の写真集が、先月発刊されました。福山市が所蔵している貴重な未公開写真だけでなく、福山市民からも写真を募り、築城から現在までの福山城や城下町の姿を追えます。改修工事を経て、北側が総鉄板張りにリニューアルした天守の写真も収録。

売り場面積が1600平方メートルを超える中国地方最大クラスの書店です。書籍は質、量ともに地域ナンバーワンです。看護書、介護書、工学書、教育書の特約書店で、Ｚ会特約店。キッズコーナーもあります。