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シネマNAVI「落下の解剖学」2024年2月23日〜公開

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夫の転落死 深まる妻の疑惑

第76回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したフランス映画「落下の解剖学」が2月下旬から3月にかけて、広島県内の映画館で公開されます。人里離れた雪山の山荘で男が転落死した事件を巡るヒューマンサスペンス。事故なのか自殺なのか、事件なのか―。最後まで目が離せない秀作を送り出したのは、長編4作品目でパルムドールに輝いたジュスティーヌ・トリエ監督。演技派として知られるザンドラ・ヒュラーが夫殺しの容疑で法廷に立たされる女性作家サンドラを演じています。人間の底知れない多面性を見せ、観客を疑心暗鬼へと誘う熱演で、アカデミー賞などの賞レースでは主演女優賞の最有力候補に挙げられています。

あらすじ

ベストセラー作家サンドラは、夫のサミュエル(サミュエル・タイス)と視覚障害がある11歳の息子ダニエル(ミロ・マシャド・グラネール)、愛犬スヌープとフランスの山荘で暮らしていた。ダニエルがスヌープとの散歩から戻ると、雪の中に血を流して横たわる父親に気付く。検視の結果、死因は事故または第三者の殴打による頭部の外傷だと報告を受ける。状況から、容疑者はサンドラしかいない。サンドラはかつて交流のあった弁護士ヴァンサン(スワン・アルロー)に連絡を取り、「全ては自分が昼寝をしていた間の出来事だ」と説明する。捜査が進み、検察はサンドラを起訴。裁判が幕を開けると、サンドラとサミュエル夫婦の秘密が次々と暴露される。

 

 

上映館

TOHOシネマズ緑井(2月23日~)、サロンシネマ(3月15日~)、福山駅前シネマモード(3月22日~)

https://gaga.ne.jp/anatomy/

この記事を書いた人

仁科久美(メディア中国編集部 ライター・編集者)

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