校則って何のためにあるの?/読者投稿
〈投稿テーマ〉校則
学生の頃、無意味だとか理不尽だとか感じる校則はありましたか。校則の窮屈さや必要性など、いろいろな意見が寄せられました。
髪結ぶ位置 納得できず
中学時代、「髪は耳より高い位置で結んではいけない」という校則がありました。結ぶ位置にどんな意味があるのか分からず、担任に質問しましたが、「自分で考えろ」と言われただけでした。当時も今も納得できません。(昭和人間/45歳・広島市安佐南区)
厳しいと逆らいたくなる
私の通った私立の女子高では、身長に関係なく「スカート丈は床上○センチ」と決められていました。正門に生徒指導の先生が立ち、物差しで丈を測っていました。背の低い私は納得がいかなくて、長めの丈にしていました。母は、私のスカート丈の違反で呼び出されたこともあります。厳しいと逆らいたくなるものです。娘の高校は国立で、校則は緩いです。校則が厳しい方が違反者が多く、緩い方が目立つ生徒は少なかったような気がします。(リフレッシュママ/57歳・廿日市市)
素直に守ることが大事
私は、校則の内容は関係ないと思っています。社会人になる前に、学校という社会の中で、やってはいけないと決められたこと、約束くらいは、素直にきちんと守れないといけないと思います。だから、「なぜ駄目なの?」「意味があるの?」とか考えなくてもいいのです。(龍ちゃんのママ/54歳・呉市)
暑いのに冬服着用
わが子の通う中学校は、10月から冬服着用という決まりで、上着を着て登校しなければなりません。しかし、今年の10月は、最高気温30度前後の日がたくさんあり、時にはクーラーをつけるような日も…。真っ黒な上着を見るだけで、クラクラしそうでした。(元ヤン/42歳・三原市)
編集室からひとこと
髪形や服装など、細かくて融通の利かない校則に対する不満の声が届きました。一方で、校則を守る経験が必要だという意見も。子どもを守るため、自立させるために必要な校則とは何なのか、考えさせられます。