個性豊かな一杯にうなる
熱々のラーメンが恋しい時季がやってきました。この夏、人気ラーメン店の系列店や2号店などが広島市中心部で続々オープン。個性豊かな味わいにうなりながら、最後の一滴まで平らげました。
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります
1chimen in(イチメン イン)立町
クリーミーな鶏そば こく濃厚
7月にオープンしました。人気ラーメン店「一麺天に通ず」(広島市中区)の系列店です。
鶏白湯(パイタン)ベースのクリーミーな「鶏そばスペシャル」(1150円)が一推しです。スープは10種類以上の食材を6時間煮込みます。リンゴや青ネギ、ニンニク、生米でうまみや甘みを、鶏がらや鶏足、鶏油などで濃厚なこくを出しています。さらに、一度冷凍させてとろみをプラス。「提供時にはスープをブレンダーにかけて、舌触りをよくします」と店主の浮田直輝さんは説明します。麺屋棣鄂(ていがく)(京都市)の細麺に、鶏や野菜の味わいが詰まったスープが絡む一杯です。
鶏白湯に魚介の風味を加えた「つけ麺」(950円)もお薦めです。温かいつけだれは、鶏そばのスープに魚介の香味油や鶏節、きび砂糖、濃い口しょうゆだれをブレンド。つやのある全粒粉入りの太麺と合い、喉越し良く味わえます。
(吉本真人)
- 店名
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1chimen in(イチメン イン)立町
- 住所
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広島市中区立町6―7
- 営業時間
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午前11時30分~午後2時30分、午後6~9時 ※日曜は昼のみ営業
- 定休日
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不定休
- お問い合わせ
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070(1876)6440
牛タンラーメン衝青天(せいてんをつけ)そごう広島店
塩ベースのスープ うまみ凝縮
牛タンラーメンを中心に提供する「衝青天」(広島市中区)の2号店で、7月にオープンしました。そごう広島店限定の「特製牛タン濃厚牛骨塩ラーメン」(1500円)が看板メニュー。牛骨などのうまみが凝縮した塩ベースの一杯です。
バーナーであぶり香ばしく焼き上げた牛タンに加え、甘辛く煮込んだ牛すじ、だししょうゆの効いた煮卵をのせるのが特徴。店を経営する「WAKU WAKU」代表取締役の長野淳一さんは「牛タンと牛すじの濃厚なうまみ、煮卵のこくが味に深みを加えます」と力を込めます。
スープは牛の「げんこつ」といわれる大腿(だいたい)骨を強火で約10時間炊き、うまみをじっくり引き出します。麺は中細。こしがあり、つるっとした喉越しです。仕上げは青ネギ、キクラゲ、のり。「牛タンで包んで食べてもおいしいですよ」と笑顔で話します。
(津田慎介)
- 店名
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牛タンラーメン衝青天(せいてんをつけ)そごう広島店
- 住所
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広島市中区基町6-27そごう広島店本館10階
- 営業時間
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午前11時~午後10時(ラストオーダー午後8時)
- 定休日
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不定休
- お問い合わせ
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082(225)2111(代)
羽龍堂(はりゅうどう)
分厚いチャーシュー ほろほろ
たっぷりのもやしと分厚いチャーシューをのせた「羽龍堂ラーメン」(麺200グラム、950円)が人気です。6月にオープンしました。
スープは塩分控えめ、あっさり味のしょうゆとんこつです。そこに、もちもち食感の太めの縮れ麺がよく絡みます。基本のトッピングはもやし200グラムにキャベツ、味付き背脂、1枚50グラムのチャーシュー2枚です。口に運ぶとシャキシャキの野菜と、ほろほろとほどけるようなチャーシューの食感の違いが楽しめます。チャーシューは、数種類のしょうゆなどを使ったたれで豚ばら肉を5時間煮込んで作ります。
野菜と背脂、ニンニクの追加は無料です。お好みで生卵(50円)、味付け卵(100円)、チャーシュー(1枚150円)などをトッピングできます。卓上にオリジナルのラーメンたれや、かつお粉などが並び「味変」もできます。
(福田聖子)
- 店名
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羽龍堂(はりゅうどう)
- 住所
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広島市中区中町4―14
- 営業時間
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午前11時~午後3時、午後5~9時
- 定休日
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日曜
- お問い合わせ
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080(6926)6777