読書日和/「わたしのワンピース」「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」 | アシタノ メインコンテンツにスキップする

読書日和/「わたしのワンピース」「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」

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心に残る思い出の一冊を、書店員たちに挙げてもらうコラムです。併せて、売れ筋ランキングや話題の新刊も紹介します。

思い出の本 西巻茅子「わたしのワンピース」

子ども心弾ませる絵本

(こぐま社)1210円

 

私が保育園児だった頃、週に一度移動図書館の車がやってきて、絵本の貸し出しをしてくれていました。お気に入りは「わたしのワンピース」。話は覚えているけれど、ワンピースへの憧れとリズミカルな表現が楽しくて、何度も何度も繰り返し借りていました。

大人になり本屋さんに就職。子どもの頃によく読んでいた絵本に、まさか売り場で出合えるとは思っておらず、棚に「わたしのワンピース」が並んでいるのを見て感動したのを今でも鮮明に覚えています。

その感動から20年以上たった今でも、「わたしのワンピース」は変わらず売り場に並んでいます。次々と柄が変わるウサギさんが作ったワンピース。お花畑に行けば花柄に。雨が降れば水玉模様に。何年、何十年たっても色あせない、子どもの心を弾ませる一推しの絵本です。

話題の新刊 青柳碧人「赤ずきん、ピノキオ拾って死体と出会う。」

童話がミステリーに変身

(双葉社)1540円

 

7人の小人と暮らす白雪姫。鏡が映し出すものとは? 子豚が建てた三つの家。その中で起きたこととは? 赤ずきんが推理の旅に出る、童話×ミステリーの連作短編第2弾です。今回の旅のお供はピノキオ。「七人の小人」「三匹の子豚」などみんなが知っている童話が本格ミステリーに大変身。読めば誰かに話したくなる超絶トリックを赤ずきんの決めぜりふとともにお楽しみください。

先月のベストセラー 啓文社調べ(10/1-10/31)

第1位
写真でみる福山城 (福山城築城400年記念事業実行委員会 八幡浩二/東京堂出版)
第2位
たった5日でウエスト-7cm 美くびれデザイン (廣田なお/幻冬舎)
第3位
瓢箪から人生 (夏井いつき/小学館)
第4位
変な絵 (雨穴/双葉社)
第5位
老害の人 (内館牧子/講談社)

啓文社 コア福山西店

書籍の販売やDVDレンタル、インターネットカフェ「Ease」のほか、同じフロアには文具店「プラスF」やパン店「リトルマーメイド」が軒を連ねます。2階には家電量販店「エディオン」が入り、多種多様なお買い物が楽しめます。

住所
福山市高西町4-3-61
電話
084-930-0901
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メディア中国編集部

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