職人の技が光るスイーツ/ぷちとりっぷ(広島市中区十日市町周辺)
クリスマスや正月など、これから家族や親戚、仲間内で集まる機会が多くなります。職人の趣向を凝らしたスイーツを並べ、笑顔で食卓を囲みませんか。広島市中区十日市町周辺の菓子店3店を紹介します。
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります
MAISON RABELAIS(メゾン ラブレ)
赤と緑の2種でクリスマス色
10月に22周年を迎えた創作洋菓子店です。代表取締役の谷川祐輔さんが修業したフランスの菓子から着想を得たケーキや焼き菓子を提供しています。
真っ赤なハート形がかわいい「ジャンヌダルク」(680円)は、12月の新商品。イチゴのムースをスポンジ生地で挟み、レアチーズで周囲を覆います。形を整え、イチゴのジュレでコーティング。「ほんのり甘く、軽い食感に仕上げました。イチゴとチーズのバランスの取れた味わいをお楽しみください」と谷川さんはほほ笑みます。
ピスタチオソースのかかったケーキ「サンジェルマン」(626円)を添えると、食卓が赤と緑のクリスマスカラーに。内部はピスタチオとキャラメルのケーキを重ねて2段にしています。パイショコラが入り、ざくざくとした食感も楽しめます。チョコレート系も豊富なので、お気に入りを見つけてみて。
(吉本真人)
- 店名
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MAISON RABELAIS(メゾン ラブレ)
- 住所
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広島市中区本川町1―1―24
- 営業時間
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午前10時~午後6時
- 定休日
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月曜定休、火曜は月2回休み ※元日は休み。12月31日と1月3日は午後5時まで
- お問い合わせ
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082(292)5400
御菓子所高木 十日市本店
ウサギがモチーフ 新年土産に
もなかや上生菓子など、定番から季節ごとの商品まで幅広くそろえる和菓子店です。
これからの時季は来年の干支(えと)にちなむウサギをモチーフにした「干支菓 卯(う)の春」(1個270円、5個箱入り1458円~)がお薦め。「新年のあいさつやお土産にちょうどよい一品です」と取締役企画室長の加藤圭祐さん。きめ細かな米粉「上用粉」と山芋を使った軟らかな生地で、滑らかな紅あんを包んでいます。見た目もかわいく、食べると程よい甘さが口中に広がります。1月上旬までの限定商品です。
鹿児島県産の本わらび粉をぜいたくに使った「わらび餅」(12切れ810円)も人気。甘過ぎず、こくのある風味が特長です。消費期限は1日と短く「国産大豆から作った付属のきなこをかけて、おいしいうちに味わってください」と加藤さんは話します。
(福田聖子)
- 店名
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御菓子所高木 十日市本店
- 住所
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広島市中区十日市町1―4―26
- 営業時間
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午前9時~午後6時。茶寮コーナーは午前10時~午後5時
- 定休日
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元日
- お問い合わせ
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082(231)2121
BOSTON(ボストン)本店
りんごのシブースト 酸味絶妙
1923年創業の老舗洋菓子店です。店内には、ケーキやパイが並ぶショーケースのほか、焼き菓子などが置かれたギフトコーナーもあります。
この冬の一推しは、旬の長野県産リンゴを使った「りんごのシブースト」(486円)です。シブーストは、パイ生地やスポンジケーキの上に果物とクリームを重ね、上面をキャラメル状に焦がしたフランス発祥の洋菓子のこと。「リンゴはバターでソテーしています。酸味の強いものを使っているので、甘いクリームの中でアクセントになります」と代表取締役の栗栖一典さんは話します。
フランス語で「虎」を意味する焼き菓子「ティグレ」(1個238円~)もお薦めです。生地に混ぜたチョコチップが虎模様に見えることから、この名前になったといわれています。口溶けのいい中央のチョコレートが生地とよく合います。
(吉本真人)
- 店名
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BOSTON(ボストン)本店
- 住所
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広島市中区堺町2―6―3
- 営業時間
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午前10時~午後8時
- 定休日
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なし ※12月31日は午後6時まで。1月1~3日は午前11時~午後6時
- お問い合わせ
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082(292)9665