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【HIROSHIMAおしごと図鑑】フードコーディネーター編

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食の分野で活躍するフードコーディネーター
終着点がないからこそ、スケールの大きい夢のある仕事

株式会社 ニッショウプロ
チーフ・フードコーディネーター
栄養士 食育インストラクター 河野 洋子さん

多くの出会いに感謝。チームで達成感を味わえる

大学卒業後に栄養士として就職。その後、和食好きが高じて懐石料理店へ飛び込み、基礎から学びました。日々新しい発見が多く楽しかったのですが、結婚を機に退職。出産後、新聞の求人欄の「撮影における調理師募集」に目が留まり、自宅にも近いことから面接試験を受けたのが今の会社との出会いです。当時、食に関する専門知識でフードスタイリングや商品開発などを行うフードコーディネーターという仕事は東京にしかないと思っていました。応募時は具体的な仕事内容は不明でしたが、憧れの仕事が広島でもできるというワクワク感でいっぱいでした。入社後すぐにフードコーディネーターの資格を取得しました。

 

仕事は、商業撮影におけるフードコーディネートです。具体的にはTV番組やCM・雑誌・チラシの撮影用調理とスタイリングやレシピの提案、そして原稿作成です。その他にも食品商品パッケージ用の料理撮影の調理・盛り付け・スタイリング、そして単独で食イベントのアシスタントや講師として派遣されることも。職場には動画やスチール撮影のカメラ・レタッチ(画像仕上げ)や映像・フードの各部署があり、チームのメンバーで役割分担をして協働し、仕事を進めます。たくさんの出会いがあり、お互いの強みや弱みを補い合いながら成果を出していくので達成感はひとしおです。

好きな仕事を一生続けられる環境整備にも注力

この仕事を始めてから、日々のちょっとしたこと、目に入ることを意識して見るようになりました。作られたものにはすべて仕掛けや理由があるので、それを考えると仕事のヒントになるからです。こういったことは、私がどんな仕事をしているかを通して子どもが小さい頃から話してきました。子どもなりに頭の中で理解しているようで、今では「ハードな仕事だけど面白そう」と応援してくれています。過去の仕事が自分のアーカイブ作品として残るのも魅力で、スーパーや看板などで自分の手掛けた商品を目にする機会があれば、「これ、母さんが担当したんよ」とちょっと自慢しています(笑)。

 

3人の子育てをしながら働いてきたので、子どもが小さい頃は時短勤務など働き方を配慮してもらったことも、仕事を続けられた理由の一つです。これまでの経験を生かし、今はチーフとしてスタッフが結婚や出産、子育てなどライフステージの変化に応じた働き方が選択できる環境づくりにも取り組んでいます。

 

一生続けられる仕事とは、一番好きなことだと思います。どんな仕事でも想像力さえ持ち続ければ、自然と知識や技術が向上し、仲間ができてくるはず。一人では何もできないので、互いに高めあえる仲間を作って高くて広いビジョンを持ち続けることが大切ですよね。

河野さんの1週間のSCHEDULE

この記事を書いた人

アシタノ編集部

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