夏は冷たい麺でさっぱり/広島ぐるグルメ
そろそろ夏本番。日に日に気温が高くなるこの時季は、冷たい料理でおなかを満たしませんか。つるっとさっぱり味わえる麺料理の3店を見つけました。
- 目次
そば屋 二八十六(にはちじゅうろく)
とろみのある汁 野菜たっぷり
国内や世界各地の料理をヒントに、独創的な二八そばを提供しています。メニューは20種類以上。並サイズで300グラムあるそばの量も売りで、一般的な店の倍以上あるそうです。
この夏は、山形県の郷土料理「だし」をアレンジした「夏野菜のとろとろひやかけそば」(1480円)がお薦め。がごめ昆布でとろみを付けた、かつおだしベースの汁の中には、キュウリやナス、ミョウガなどがたっぷり。喉越しのいいそばと、とろみのある汁、夏野菜のハーモニーが絶妙です。「食材は細長く切り、汁と絡みやすくしています」と店主の長谷川祥さんは説明します。
イタリア産青カビチーズを使った「ゴルゴンゾーラ蕎麦(そば)」(1550円)も根強い人気です。つけ汁からはチーズとニンニクの香りが漂い、あっさりしたそばとよく合います。バジルやオレガノなどをブレンドした隠し味の特製ハーブで、アクセントを付けています。(吉本真人)
- 店名
-
そば屋 二八十六(にはちじゅうろく)
- 住所
-
広島市東区馬木2―563―12
- 営業時間
-
月―金曜は午前11時~午後2時30分、土曜は午前10時30分から ※なくなり次第終了
- 定休日
-
水、日曜
- お問い合わせ
-
050(1256)3809
麺屋 会心の一振り
濃厚な貝だし使ったラーメン
広島市中区の人気ラーメン店「一麺天に通ず」の3号店です。魚介系のラーメンや油そば計8種類があります。
中でも、アサリやシジミ、ハマグリを8時間水に浸した、濃厚なだしを使う「冷やし貝だしラーメン」(950円)が一推しです。スープは貝だしに、練り物に使われる魚エソの乾物を漬けた自家製しょうゆを混ぜて作ります。口に入れた瞬間、魚介のうまみが広がります。「味の秘密はだしの調理法。火を入れた後、急速に冷やして味を閉じ込めます」と代表の浮田直輝さんは説明します。
麺は、京都市の製麺所・麺屋棣鄂(ていがく)の全粒粉麺を採用。香ばしい麦の香りと歯応えが特徴です。冷たいスープによく絡み、つるっと喉越しよく味わえます。
白髪ネギの上にのったユズ皮の香りで、ほんのり爽やかな後味に。今の季節にぴったりの一杯です。(吉本真人)
- 店名
-
麺屋 会心の一振り
- 住所
-
広島市中区国泰寺町1―3―11
- 営業時間
-
午前11時30分~午後2時30分、午後6~9時
- 定休日
-
なし
- お問い合わせ
-
080(4556)1859
APRONS(エプロン)
盛り付け鮮やかな冷製パスタ
広島市安佐南区の住宅街にある洋食店です。イタリアンレストランのキッチンで10年間働いた経験を持つ、オーナーの榎葉子さんが切り盛りしています。
期間限定の「メロンと生ハムの冷製パスタ」(1700円。29日まで。要予約)が人気です。細めのパスタを使い、味付けもさっぱり。暑い日でも食べやすい一品です。パスタが見えないほどたっぷり盛り付けられたメロンと生ハムが目にも鮮やか。「糖度15度以上のメロンを、厳選して使っています」と榎さんは教えてくれました。メロンに代わって8月はモモ、9月はイチジクを使います。また、オリーブオイルを付けて食べるもちもち食感の自家製フォカッチャと、色とりどりのサラダが付きます。
現在の店舗での営業を年内で終了して2024年1月、同じ安佐南区内に移転し再オープンします。(福田聖子)
- 店名
-
APRONS(エプロン)
- 住所
-
広島市安佐南区西原6-31―12
- 営業時間
-
午前10時30分~午後4時
- 定休日
-
日曜
- お問い合わせ
-
082(874)7300