ビールの夏、到来!
深くて広〜い!ビールの世界
外飲み、家飲み、はたまた贈り物に…。おいしいビールの選び方や個性豊かなクラフトビールの魅力を知り、さらに楽しいオトナの時間を過ごしてみませんか?
知っておきたい!ビールの種類
エール
酵母が麦汁の表面に浮き上がる上面発酵で作られる。常温〜高温で発酵し、発酵期間は3〜4日。香り豊かで濃厚な味わいと飲み応えが特徴。常温で飲むのが◎。
ラガー
酵母がタンクの底に沈む下面発酵で作られ、貯蔵工程で熟成させたもの。およそ5度の低温で発酵。爽快なのどごしで、冷やしてゴクゴク飲みたい人におすすめ。
広島自慢のクラフトビール
広島日の出ラガー 330ml 660円(写真左)
HNBのフラッグシップビール。日が昇ってくる広島の瀬戸内の朝焼けの空の色を表現したいと作った褐色ラガー。淡色麦芽とアンバー麦芽に、ほんの少しロースト麦芽を加え、季節によって尾道市御調町の麦茶、北広島町産のウッドチップを副原料に使用。上品でほのかなスパイス感と香ばしさがある、クリーンな味わいです。
レモブル GO HIROSHIMA 330ml 715円(写真右)
瀬戸田にあるcitrusfarmsたてみち屋さんのレモンとネーブルを使った、鮮やかな黃金色のゴールデンエール。最初にネーブルの香り、レモンの爽やかな酸味とネーブルの程よい苦味、ほのかな麦芽の甘みを感じる、すっきりとした味わい。カキフライや和食など、柑橘と相性の良い料理と合わせて。
- 店名
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HIROSHIMA NEIGHBORLY BREWING & Craftbeer と 炭火はればれ
- 住所
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広島市中区大手町1丁目5-10
- TEL
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082-236-9313(Craftbeerと炭火はればれ)
- 営業時間
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12:00〜22:00
- オンライン販売
オイスターダークエール 330ml 700円
広島県産カキを殻ごと使用した黒ビール。苦味やコクが強過ぎず、麦芽の香ばしさと、後味のカキのまろやかさが飲みやすい!海鮮料理のくさみを和らげてうまく調和したり、肉料理の脂っぽさとマッチしたりと、どんな料理にも合わせられる黒ビールです。イチオシのペアリングはチョコレート!
シトラスIPA 330ml 700円
1杯目に飲んでほしい、広島県産ネーブル・レモンの果皮を使用したIPA。苦みもありながら、柑橘香が爽やかに効いた、アルコール度数6%のどっしりとしたビールです。スパイスカレーとのペアリングでは、ビールの苦味と香りが複雑に絡み合ってGOOD!
- 店名
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広島北ビール亀山醸造所内 直売所
- 住所
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広島市安佐北区亀山9丁目1-4
- TEL
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082-557-4398 (広島北ビール株式会社)
- 営業時間
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8:30~17:00
- 定休日
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不定休
- オンライン販売
- 店名
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合同会社Session's Brewery
- 住所
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広島市中区十日市1丁目2-3
- TEL
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082-232-8855
- 営業時間
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月~金14:00~22:00
土日12:00~22:00
- オンライン販売
その数なんと150種以上!ビールの「スタイル」
●ペールエール[エール]
淡い色と、ホップの華やかな香りとモルトのコクが特徴。バランスの良い味わいはクラフトビールの定番で、ビール初心者にも飲みやすい。
●IPA[エール]
ホップを大量に使ったペールエール。酵母由来の華やかな香り、苦味のパンチがあり、個性際立つスタイル。アルコール度数は5.5~7.5%と高め。
●ヴァイツェン[エール]
小麦麦芽を50%以上使ったドイツの伝統的な白ビール。バナナやグローブのようなフルーティーな味わいで、苦味は少なめ。
●アルト[エール]
ドイツ西部が発祥の、深いコクとまろやかな味わいを同時に楽しめる、褐色ビール。アルコール度数は低め。濃い味付けの料理と組み合わせて。
●スタウト[エール]
アイルランドのギネス社が考案し、ロンドンで広まったという黒ビール。ナッツやチョコレート、コーヒーのような香り。カキ料理との相性が良い。
●ピルスナー[ラガー]
世界中で流通するビールの多くがピルスナーとされる。スッキリとしたキレのあるのどごしと、ホップ由来のほどよい苦味を堪能できる。
●ヘレス[ラガー]
ドイツ・ミュンヘン地方で、ピルスナーに対抗して作られたビール。麦芽のうまみと甘味が強調されており、ホップの苦味は弱め。
監修:キリンビール ※お酒は20歳になってから
ビールも料理も、よりおいしく!ビールペアリングのコツ
❶色をそろえる
ビールと似た色の料理を選ぶのが基本。白っぽいビールには白身魚やチキン、濃い色には煮込みやロースト系の肉料理などが好相性!
❷味をそろえる/反対の味を合わせる
同じ味を合わせて相乗効果を高める、もしくは苦味の強いビールに甘いスイーツを合わせるなど、異なる味の対比も楽しめます。
❸発祥国をそろえる
外国のビールを楽しむなら、例えばドイツのビールにはソーセージ、アメリカならハンバーガーなど、ビールの発祥国と同じ地方の料理を合わせるのも王道です。
わたしとビール
お気に入りの銘柄や飲み方、行きつけのお店、気の合う仲間…。「ビール党」な編集スタッフたちの、ビールをおいしく飲むための工夫や楽しみ方をご紹介します。
家庭菜園の野菜をおつまみに。 植物のお世話も“アテ”になる!?
家飲みでも外食でもビール派。休みの日は夕方からビールを飲みながら、ベランダで野菜やバラ、アサガオの「緑のカーテン」の手入れをするのが習慣です。家庭菜園のトマトと大葉、伏見甘辛唐辛子はオリーブオイルとニンニクで炒めてソースとして常備し、竜田揚げや肉料理に使用。チーズはトースターでカリカリになるまで焼いて、チップス風に。何も考えず没頭できる作業が好きなため、焼売は手作り、ピクルスの飾り切りもします。同じくビール党の父から贈られた刺身包丁を使いこなせるようになって、おつまみのバリエーションを増やすのが目標です!(スタッフA)
缶専用クーラーが晩酌の必須アイテム。 ゆっくり飲んでもずっとキンキン!
家でもキャンプ用の缶クーラーを愛用!というのも、夕食時には幼児のお世話(牛乳をこぼしたり、食事中にトイレに連れて行ったり…涙)をしつつの晩酌になってしまいがち。1缶飲み切る頃にはぬるくなってしまうことが多く、なんとかしたい!と思っていた頃に出会ったアイデアです。とにかくキンキンに冷えたビールが好きなので、冷蔵庫のチルド室で冷やしています。1本目は好きな銘柄を飲んで、2本目以降は「第3のビール」や糖質オフのものにして健康も気にしてみたり…。ノンアルビールを飲む時は、ノベルティのビールメーカーのグラスに入れて、気分を高めます!(スタッフT)
仕事終わりの疲れを癒す! クラフトビール専門店で常連さん達と飲み比べ
私の楽しみは、仕事終わりにクラフトビール専門の酒屋「あわストア」に寄ること。生ビールがタップで600円から楽しめるのが財布に優しい…。なんといってもショーケースにずらりと並ぶビールのラベルデザインがすごくおしゃれで、お気に入りのラベルを見つけるのも楽しい!選ぶだけでテンションが上がります。なるべくいろんな味を楽しみたいので、常連さん達と少しずつ分け合いながらビール談義で盛り上がります。最後のシメビールは、デザートのように甘酸っぱいサワーエールで(写真一番左「奈良醸造」サワーミルクシー)。持ち込みOKなので、それぞれ持ち寄ったお菓子やツマミをアテに1日の疲れをビールで流しています。(スタッフS)
世界のビールを取り寄せて旅気分! ぴったりなペアリングを考える楽しみも◎
職業柄、飲食店や道の駅に伺う機会が多く、取材終わりにはついつい気になった商品を衝動買い…。いつの間にか大荷物になってしまうのは、編集業のあるあるではないでしょうか(笑)。写真は、ドイツ製法のソーセージ店を取材した際におすすめされた「アルピルスバッハーヴァイツェン(白ビール)」。昨年、サンフレッチェ広島のスタジアムグルメで、ドイツ出身のスキッベ監督お気に入りビールとして提供されたそうです。フルーティーですいすい飲める!と家族でハマり、ネットで他のドイツビールや本場のソーセージもお取り寄せ。世界の食文化を知りながら晩酌する楽しみができました。(スタッフM)
※お酒は20歳になってから