辛さピリッと 体ホットに/広島ぐるグルメ
肌寒くなってきたこの時季は、辛い料理を食べて体の内側から温まりませんか。麻婆豆腐や汁なし担々麺、火鍋といった香辛料の利いたピリ辛メニューを紹介します。
- 目次
-
- ・ 新派四川料理 菜心
- ・ 西村や 加古町店
- ・ 火鍋ダイニング 煌(ファン)
新派四川料理 菜心
熱々「麻婆豆腐」 うまみ奥深く
広島市佐伯区の美鈴モール商店街にある中国料理店です。名物は、土鍋で提供される熱々の「麻婆豆腐」(990円)。口に運ぶとピリッとした辛さの後に、奥深いうまみが広がります。おいしさの秘密は、豆板醬(トウバンジャン)や自家製ラージャンなどをブレンドしたオリジナルの調味料。仕上げに1週間熟成させたラー油をかけ、味わいを引き立たせています。
もっと刺激が欲しい人には、通常の麻婆豆腐に5種類の香辛料と2種類の唐辛子を加えた「火焔(かえん)魔婆(マーボー)豆腐」(1210円)がお薦め。「本場の四川省成都の店を食べ歩いてレシピを考案しました」と料理長の倉田雅透さんは話します。
四川の家庭料理も楽しめます。「烏賊(いか)の魚香味炒め」(1078円)は、イカのほか、ピーマンやギンナン、フクロタケなどを豆板醬で炒めたもので、程よい辛さと濃厚な魚介の風味がご飯のお供にぴったりです。(吉本真人)
- 店名
-
新派四川料理 菜心
- 住所
-
広島市佐伯区美鈴が丘西1―3―13
- 営業時間
-
午前11時30分~午後2時、午後5時30分~9時。火曜は昼のみで、土曜は夜のみ
- 定休日
-
第3火曜と水曜
- お問い合わせ
-
082(927)2622
西村や 加古町店
しょうゆ香る 新汁なし担々麺
汁なし担々麺を中心に、鶏の唐揚げ、酢豚などを提供する中国料理店です。
お薦めはしょうゆベースの「新汁なし担々麺」(750円)です。麺に絡めるたれには、自家製のラー油とにんにくオイル、さんしょうオイルに、野菜をたっぷり入れて煮込んだ甘みのある鶏がらスープを加えています。口に入れるとたれの香りと、さんしょう独特のしびれを感じます。断面が四角い特注麺のザクザクした食感は癖になります。「辛さもほどほどで、すっきりした味わいです。お酒を飲んだ後にも合います」と店主の西村雅美さんは話します。
温玉(100円)をトッピングしたり、麺を食べた後にご飯(100~200円)を加えたりと、自分好みにアレンジするのも楽しい食べ方です。
定番のみそベースで甘辛く、こくのある「汁なし担々麺」(700円)も人気です。(福田聖子)
- 店名
-
西村や 加古町店
- 住所
-
広島市中区加古町13―13
- 営業時間
-
午前11時30分~午後2時、午後5時30分~10時
- 定休日
-
日曜
- お問い合わせ
-
080(4581)6848
火鍋ダイニング 煌(ファン)
薬膳入り 真っ赤な麻辣スープ
看板メニューの火鍋をはじめ、本格的な四川中華をバイキング形式で提供します。ランチは30分680円から、ディナーは30分880円から、手軽に食べ放題を楽しめます。「1人で来店する人も多いですよ」とオーナーの覃灔茗(シンエンメイ)さん。
メニューの中でも、火鍋は外せません。定番の真っ赤な麻辣(マーラー)スープからは、薬膳スパイスの混ざり合う複雑な香りが立ち上ります。スープのもとは、唐辛子やさんしょう、八角、シナモンなど25種類ものスパイスと豆板醬を炒めて発酵させた自家製。辛さに加えて、滋味深さが感じられます。他にも、白湯(パイタン)や和風のあごだしベースなど4種類のスープがあります。
単品で提供する「じゃがいもと海老の麻辣香鍋(シァングオ)」(4人前3300円)も人気。味付けに麻辣スープのもとを使う、ピリ辛で香ばしい炒めものです。(難波亮子)
- 店名
-
火鍋ダイニング 煌(ファン)
- 住所
-
広島市中区三川町10―18―4階
- 営業時間
-
午前11時30分~午後2時、午後5時30分~11時(土日曜は夜のみ)
- 定休日
-
不定休
- お問い合わせ
-
082(248)1332