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辛さピリッと 体ホットに/広島ぐるグルメ

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肌寒くなってきたこの時季は、辛い料理を食べて体の内側から温まりませんか。麻婆豆腐や汁なし担々麺、火鍋といった香辛料の利いたピリ辛メニューを紹介します。

新派四川料理 菜心

熱々「麻婆豆腐」 うまみ奥深く

広島市佐伯区の美鈴モール商店街にある中国料理店です。名物は、土鍋で提供される熱々の「麻婆豆腐」(990円)。口に運ぶとピリッとした辛さの後に、奥深いうまみが広がります。おいしさの秘密は、豆板醬(トウバンジャン)や自家製ラージャンなどをブレンドしたオリジナルの調味料。仕上げに1週間熟成させたラー油をかけ、味わいを引き立たせています。

麻婆豆腐
ぐつぐつと煮立った「麻婆豆腐」。ランチセット(935円)にすると、ライスやサラダなどが付く

 

もっと刺激が欲しい人には、通常の麻婆豆腐に5種類の香辛料と2種類の唐辛子を加えた「火焔(かえん)魔婆(マーボー)豆腐」(1210円)がお薦め。「本場の四川省成都の店を食べ歩いてレシピを考案しました」と料理長の倉田雅透さんは話します。

 

烏賊の魚香味炒め
豆板醬と絡めた大ぶりな具材が食欲を誘う「烏賊の魚香味炒め」

 

四川の家庭料理も楽しめます。「烏賊(いか)の魚香味炒め」(1078円)は、イカのほか、ピーマンやギンナン、フクロタケなどを豆板醬で炒めたもので、程よい辛さと濃厚な魚介の風味がご飯のお供にぴったりです。(吉本真人)

 

店舗
美鈴モール商店街内の店舗
店名
新派四川料理 菜心
住所
広島市佐伯区美鈴が丘西1―3―13
営業時間
午前11時30分~午後2時、午後5時30分~9時。火曜は昼のみで、土曜は夜のみ
定休日
第3火曜と水曜
お問い合わせ
082(927)2622

西村や 加古町店

しょうゆ香る 新汁なし担々麺

汁なし担々麺を中心に、鶏の唐揚げ、酢豚などを提供する中国料理店です。

 

新汁なし担々麺
ひき肉やネギ、ごまをのせた「新汁なし担々麺」

 

お薦めはしょうゆベースの「新汁なし担々麺」(750円)です。麺に絡めるたれには、自家製のラー油とにんにくオイル、さんしょうオイルに、野菜をたっぷり入れて煮込んだ甘みのある鶏がらスープを加えています。口に入れるとたれの香りと、さんしょう独特のしびれを感じます。断面が四角い特注麺のザクザクした食感は癖になります。「辛さもほどほどで、すっきりした味わいです。お酒を飲んだ後にも合います」と店主の西村雅美さんは話します。

 

西村さん
完食制限時間20分、要予約の「メガ汁なし担々麺」(3500円)もある。「挑戦者を募集しています」と西村さん

 

温玉(100円)をトッピングしたり、麺を食べた後にご飯(100~200円)を加えたりと、自分好みにアレンジするのも楽しい食べ方です。

定番のみそベースで甘辛く、こくのある「汁なし担々麺」(700円)も人気です。(福田聖子)

店名
西村や 加古町店
住所
広島市中区加古町13―13
営業時間
午前11時30分~午後2時、午後5時30分~10時
定休日
日曜
お問い合わせ
080(4581)6848

火鍋ダイニング 煌(ファン)

薬膳入り 真っ赤な麻辣スープ

看板メニューの火鍋をはじめ、本格的な四川中華をバイキング形式で提供します。ランチは30分680円から、ディナーは30分880円から、手軽に食べ放題を楽しめます。「1人で来店する人も多いですよ」とオーナーの覃灔茗(シンエンメイ)さん。

火鍋
肉や野菜、キノコなど、好みの具材を選ぶバイキング形式で提供する火鍋。写真は麻辣スープ(右)と白湯スープ

 

 メニューの中でも、火鍋は外せません。定番の真っ赤な麻辣(マーラー)スープからは、薬膳スパイスの混ざり合う複雑な香りが立ち上ります。スープのもとは、唐辛子やさんしょう、八角、シナモンなど25種類ものスパイスと豆板醬を炒めて発酵させた自家製。辛さに加えて、滋味深さが感じられます。他にも、白湯(パイタン)や和風のあごだしベースなど4種類のスープがあります。

 単品で提供する「じゃがいもと海老の麻辣香鍋(シァングオ)」(4人前3300円)も人気。味付けに麻辣スープのもとを使う、ピリ辛で香ばしい炒めものです。(難波亮子)

 

覃さん
「じゃがいもと海老の麻辣香鍋」を薦める覃さん
店名
火鍋ダイニング 煌(ファン)
住所
広島市中区三川町10―18―4階
営業時間
午前11時30分~午後2時、午後5時30分~11時(土日曜は夜のみ)
定休日
不定休
お問い合わせ
082(248)1332
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メディア中国編集部

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