個性きらり★ベーカリー/広島ぐるグルメ
主食としても、おやつとしても楽しめるパン。職人の技や個性がきらりと光るベーカリーが、広島市内に増えています。食材の組み合わせやビジュアルなどに工夫を凝らしている、パン好き必見の3店を紹介します。
ベーカリーキッチンFIRO(フィロ)大手町店
米粉クロワッサン 甘い香り
広島市中心部のオフィス街で、午前7時から焼きたてパンを提供しています。約120種類が店頭に出そろうのは10時ごろです。「わくわくしながら選んでほしい」と店長の岩見慶一さんは話します。
具だくさんのサンドイッチはランチにぴったり。「パストラミビーフベーグルサンド」(450円)は、からしマヨネーズが利いた大人好みの味です。全粒粉を使うベーグルは、かみしめると小麦の味がしっかりして、具材に負けません。大手町店限定の「米粉クロワッサン」(320円)も絶品です。表面は香ばしく、中はもっちり。米粉の甘い香りが鼻に抜けます。カヌレ形のかわいらしいパイ「パヌレ」(1個350円)は、手土産に喜ばれています。
「あんバタ」シリーズ(250円~)は10種類以上並びます。小ぶりなフランスパンに挟む甘さ控えめのあんこと、濃厚なバターの調和が絶妙です。(難波亮子)
- 店名
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ベーカリーキッチンFIRO(フィロ)大手町店
- 住所
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広島市中区大手町2―1―12
- 定休日
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水曜
- 営業時間
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午前7時~午後6時
- お問い合わせ
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082(240)0048
bagel shop kokoyu
もちもち塩バター 後引く味
もちもち食感が特長のベーグル専門店です。生地には試作を繰り返してたどり着いた、こだわりの北海道産小麦粉100%と天然酵母を使っています。定番や季節限定、日替わりの12~15種類を販売しています。
手前から時計回りに「塩バター」、「クーベルチュールチョコ」、「クランベリー&クリームチーズ」
「塩バター」(300円)は、北海道産のバターと天日塩を使っています。たっぷり使ったバターの豊かな味わいに塩気が加わり、後を引きます。「クーベルチュールチョコ」(300円)は、風味豊かなココア生地で、クーベルチュールチョコレートのザクザク感を楽しめます。
ドライクランベリーがたくさん練り込まれた「クランベリー&クリームチーズ」(330円)も人気。週替わりでチーズがホワイトチョコレート(340円)になるので、食べ比べもお勧めです。
店名には「心が豊かになる人生を」という思いが込められています。(福田聖子)
- 店名
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bagel shop kokoyuta
- 住所
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広島市南区南蟹屋1―9―1
- 定休日
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月、火、第3日曜
- 営業時間
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午前11時30分~午後5時30分
- お問い合わせ
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https://www.instagram.com/bagelshop_kokoyuta/
MUGI NO SHIPPO(むぎのしっぽ)
生地に酒かす ふわふわ食感
「2日目に食べてもおいしいパン」をテーマに生地作りをしている「むぎのしっぽ」。店主の砂田真未さんは「たくさんの種類を食べてほしいので小ぶりにして価格を抑えています」と話します。
お薦めは、旭鳳(きょくほう)酒造(広島市安佐北区)の酒かすが入ったパン。生地に酒かすを加えることでふわふわの食感になります。「酒粕(さけかす)ロールのフレンチトースト」(100円)は、卵と生クリームの液に漬けた「酒粕ロール」をオーブンでカリッと焼き、果物やホイップクリームなどを飾っています。「塩パンのハムたまサンド」(200円)は「酒粕塩パン」にだし入り厚焼き卵とハム、チェダーチーズを挟み、ランチに人気です。
店名と同じ「むぎのしっぽ」(210円)は、チーズベーコンなど三つの味がセットになった細長いパン。砂田さんの飼い犬「麦ちゃん」にちなんでいます。(宮地佳代)
- 店名
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MUGI NO SHIPPO(むぎのしっぽ)
- 住所
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広島市西区南観音3―6―3 地下1階
- 定休日
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月-水曜
- 営業時間
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木金曜は午前11時~午後5時、土日曜は午前10時~午後3時
- お問い合わせ
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082(909)9342