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やる気と集中力育む書写/みんなの学びプラス

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やる気と集中力育む書写
小学校で国語科「言語文化」の中に位置付けられている書写授業について、御調西小(尾道市)校長の藤井浩治さんに教えてもらいました。

法則やコツ探し 字に親しむ
手で文字を書く機会が減少し、印刷された文字があふれています。そのため子どもたちは、筆順や一画一画のつながりがイメージできず、はねやはらいの方向が分からないなど、苦手意識を持つことも。文字の基本である〝とめ・はね・はらい〟や〝へんとつくりの組み合わせ方〟といった文字の原則を知ることで、親しみを持てるようになります。親子で一緒に楽しみながら、書くことへの興味を育ててあげましょう。

知れば納得! 楽しい文字の話
例:口を使う漢字の「接し方」の原理原則
「口」を速書きすると、「コ」の部分を続けて書くようになるので、最後の横画が出るようになります。「国」の場合には、筆順では「コ」を続けて書かず、「┐」の次に「玉」を書くので、そのスペースを確保するために縦画を真っすぐ下の方向に下ろします。少し長めに書いておき、最後に横画を縦画にぶつけるようにして止めるのです。そのため、中に点画のある口は縦が出ているのです。
2画目の次に3画目の横画を続けて書くため横画が出る

「┐」の次に「玉」を書くので2画目を下に長く書いて止める。だから縦画が出る

1.横画が出る(口の中に何もない)チーム横画が出る.jpg
2.縦画が出る(口の中に点画がある)チーム縦画が出る.jpg

文字を書いてみよう!  例:「金銀」
STEP 01/まずは試書から
まずは書き順を空書きで確かめてから、お手本を見ずに書いてみます。

STEP 02/原則を探す
「〝金〟は横画が真っすぐだけど、〝かねへん〟になると右に上がる」というように、〝金〟と〝かねへん〟を比較して、文字の原則を探します。割り箸などの棒を置いてみると、上がっている箇所やそろっている箇所が一目で分かりやすいのでお勧めです。かねへん.jpg

STEP 03/手本を見て書く
先に見つけた原則を意識しながら、手本を見て書きます。筆の場合は「太く」「大きく」「かすれない」の3点を守れば、極端に字が崩れることはありません。

STEP 04/学びを振り返る
STEP 01で書いた文字と、原則を使って書いたSTEP 03の文字を比較して、自分の文字がどう変化したのかを気づかせるのが狙いです。改善したところに気付いた子ども達は、文字を書くことの楽しさを発見できるでしょう。

教えてくれた人 尾道市立御調西小学校 校長 藤井浩治さん
小中学校の教員として、35年間書写教育に携わる。2008年にNHK教育テレビ「わくわく授業」で授業が紹介された。

〈取材協力〉尾道市立御調西小学校 尾道市御調町丸門田21 0848-76-0073
※参考資料:光村図書出版「国語教育相談室 書写の時間を考えよう」

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