珍奇植物/豊かな暮らしに+α
雰囲気一変! 珍奇植物
一つ取り入れるだけで部屋の雰囲気をガラリと変えてくれる、個性的な珍奇植物。室内で育てやすい種類も多く、最近では比較的簡単に入手できるようになっているので、男女問わず人気です。今回はフラワーショップスタッフに魅力や特徴、育て方を教えてもらいます。また、簡単に自作できるスタイリッシュな鉢の作り方も紹介します。
それぞれの個性楽しんで
サボテンや多肉植物、シダや食虫植物など、珍しい葉や不思議な形の茎を持つ珍奇植物には、さまざまな品種があります。
扱いが難しい物もありますが、基本的には、正しい管理場所や水やりのタイミングを心掛ければ育てやすいといえるでしょう。育て方によって個体の個性が出てくるのも楽しいですよ。変わった植物が花を咲かせてくれる喜びはほかでは味わえないものです。形が変わっているので、普通の鉢にこだわらず、マグカップやブリキ缶、鍋や長靴に植えてみるのも面白いです。自由に楽しんでみてください。
\教えてくれた人/
UN DEUX PLANTS 広島T-SITE店 スタッフ 森島芹華さん
プレイオスピラス・ネリー 700円(カバー別売り)かわいい別名「割れたまご」
別名「割れたまご」と呼ばれる多肉植物の一種。真ん中の切れ目が割れていき、中から赤ちゃん多肉が生まれ、脱皮して大きくなっていきます。水やりは2週間に1回程度、日当たりと風通しの良い場所で管理します。
ネペンタス・アラタ 1100円虫を捕らえて消化
「ウツボカズラ」とも呼ばれる、食虫植物の代表的な種類です。ピッチャーという胃袋のような器官で虫を捕らえ、消化します。高温多湿が大好きで、低温が苦手です。時々霧吹きで水を掛けてください。
接ぎ木サボテン 1000円不思議なビジュアル
柱のようなサボテンに違う形のサボテンが載った不思議なビジュアル。日当たりと風通しの良い場所を好みます。根腐れしやすいので、水はほとんどやらなくて大丈夫です。
フィッシュボーン・カクタス 4000円骨のような葉が魅力
魚の骨のようなギザギザの葉が特徴。高い所に置いたり、吊るしたりして楽しみましょう。直射日光を避けた明るい室内や、戸外の半日陰を好みます。冬にかけては乾燥気味に育て、根腐れを起こさないように水やりは控えめに。
リプサリス・ピロカルパ 4600円白い毛で覆われた茎
柔らかい白い毛で茎が覆われているサボテン科の植物。成長すると茎の先に花が咲き、実が付きます。直射日光を嫌うので、室内栽培に最適。丈夫で育てやすいので初心者にもお薦めです。
〈取材協力〉UN DEUX PLANTS広島T-SITE店 広島市西区扇2-1-45 LECT広島T-SITE1号館1階 082-961-5687
編集室が作ってみました! おしゃれなセメント鉢
〈材料〉インスタントセメント、ドリンクの紙パック、プラカップ、バケツ、ミョウバン
〈作り方〉
(1)紙パックをプラカップと同じ高さにカットする
(2)バケツにセメント約1.5キロを入れて、適量の水を少しずつ加えながら混ぜる
(3)(1)の底に(2)を厚さ1.5センチくらいまで入れてプラカップを置き、隙間を埋めるように(2)を入れていく
(4)風通しの良い場所で(3)を乾かす(使用したセメントの乾燥時間を参考に)
(5)乾いたら紙パックを剝がし、プラカップを抜き取る(カップをつぶしてひねるように取り出すと抜けやすい)
(6)(2)で使用したバケツに水2リットルとミョウバン2グラムを入れて溶かし、(5)を1、2日間漬けておく ※完成直後のセメント鉢は強アルカリ性のため、そのまま使用すると植物が枯れてしまうので、ミョウバン水に漬けて中和させます
(7)好みの植物を鉢に植えて完成 ※鉢の底部にはドリルなどで水抜き穴を開けておきましょう