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のんびり 浴衣で和の気分/ファン ファッション(広島市中心部)

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穏やかな初夏の休日。浴衣を着てのんびり和の気分に浸りませんか。浴衣の魅力や合わせ方を広島市中心部の3店に聞きました。

 

※商品は売り切れる場合があります。新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります

たのしいきもの 叶や

上質な反物 色合わせ楽しんで

創業73年の呉服専門店です。体に合わせてあつらえる、上質な反物がそろいます。職人の手で染めた反物は、芸術品を見るような楽しさがあります。

綿と麻を格子柄に織った綿麻紅梅は、凹凸があり、さらりとした着心地。三分ひもと帯留めのセットは、それぞれ1万6500円

 

鮮やかなミントブルーに、絞りで千鳥を施した生地(1反8万8千円)は、京都の呉服製造卸業「藤井絞」のものです。淡いピンクの帯(2万4200円)を合わせて爽やかに。アクセントになる三分ひもや帯留めでも、雰囲気が変わります。「浴衣の楽しさの一つは色合わせ。洋服では合わせないような色も、不思議とはまります」と専務の桑原未来さん。

「なかなか出掛けられない今だからこそ、家族で浴衣を着て写真を撮るのもお勧めです」と話す桑原さん

 

独特な織り方の綿絽生地に、伝統的な方法でヒマワリを染めた「竺仙」の反物。リバーシブルの帯は「藤井絞」

 

透け感のある綿絽(めんろ)生地に、濃淡のある青でヒマワリを染めた一枚(1反4万4千円)は、江戸小紋を染める東京の老舗「竺仙(ちくせん)」のもの。水玉柄の帯(3万3千円)で、大人のかわいらしさをプラスして。浴衣の仕立ては、いずれも別料金です。

(難波亮子)

店名
たのしいきもの 叶や
住所
広島市中区本通7―21
営業時間
午前10時~午後6時(土曜は7時まで)
定休日
水曜と第2・4火曜
お問い合わせ
082(247)4401

かずもとや呉服店

流行色や伝統柄 日常着として

江戸時代から続く老舗呉服店です。浴衣は女物、男物を合わせて160点以上、仕立てる前の反物は60点以上あります。「今年はピンクやベージュ系が人気です」と、代表取締役の加藤和行さんは話します。

「浴衣は庶民の夏の日常着でした」と話す加藤さん

 

女物の浴衣は3千円から。帯、げた、腰ひもと合わせて5500円からそろいます。お薦めは、ピンク地にアヤメやツバキの花を描いた本染めの浴衣(2万5千円)。帯は浴衣の生地に使われている色を選ぶとまとまります。

反物で一推しは、名古屋市の絞り染め「有松・鳴海絞」(9万8千円)です。細い糸で織った軽くて上質な生地に、職人が絞り染めで細かい模様を描いた高級品です。

落ち着きのあるピンク地の浴衣。後ろの反物は、左の三つが「有松・鳴海絞」、右の三つがモダンな柄で人気の「龍村美術きもの」

 

りんごあめの形をしたかんざし(2900円)など、小物類は約千点置いています。「広島では浴衣の時季は、6月から8月末ごろまで。普段から気軽に着てください」

(宮地佳代)

店名
かずもとや呉服店
住所
広島市中区堀川町5―1―4階
営業時間
午前10時~午後6時30分
定休日
水曜
お問い合わせ
082(247)5298

ゑりべん

品ぞろえ豊富 装い方の助言も

創業100年余りの和装小物店です。浴衣は一年中置いてあり、子どもから女性、男性用の3Lサイズまで約500着が並びます。生地や色柄が豊富で、帯や腰ひも、げた、髪飾りなど一通りの品がそろいます。「3300円の手頃な価格の浴衣を置いているので、気軽に選んでみて」と社長の川端通江さん。同店で購入した人は、無料で着付けをしてもらえます。

猫柄の浴衣と帯を紹介する川端通江さん。色合わせも楽しめる

 

巾着と籠の品ぞろえも豊富

 

鮮やかな花柄やシックな麻の葉模様のほか、猫をモチーフにした個性的な柄も好評です。副社長の川端英徳さんが大の猫好きで、猫柄の帯やハンカチなども入荷しています。生地が厚く仕立ての良い猫柄の浴衣(4万1800円)は、着物にもなります。通江さんは「夏は浴衣で、秋からは帯を替えて着物として装うお客さんもいます。いろいろな着方をアドバイスしますよ」と呼び掛けます。

(田中美奈子)

店名
ゑりべん
住所
広島市中区本通9-34
営業時間
午前10時~午後7時
定休日
無休(盆時期や正月を除く)
お問い合わせ
082(248)4147
この記事を書いた人

メディア中国編集部

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