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地元グルメの魅力 再発見/ぷちとりっぷ(広島市中心部)

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気軽に遠出ができない今、地元グルメの魅力を再発見しませんか。焼き方が多彩な穴子飯、自家製ラー油がくせになる広島冷麺、もみじまんじゅう店が手掛ける和洋菓子-。広島市中心部の3店を巡りました。

 

※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります

穴子飯 木村屋本店

3種類の焼き方で食感に変化

宮島(廿日市市)に専門店の多い穴子飯を原爆ドームに近い広島市中心部で提供したいと、2020年にオープンしました。長年、すし店などで魚を扱ってきた店長の木村宗嗣さんが、信頼のおける業者から国産の穴子を仕入れています。程よく脂が乗り、小骨が気にならない150グラム程度の大きさにこだわっているそうです。

炭火で焼いた穴子が香ばしい「穴子飯・黒」(特上2千円)

 

穴子飯は3種類。たれを付けて炭火で焼く「黒」(上1800円など)は香ばしさが際立ち、ぷりっとした食感です。軟らかく煮た後、たれを付けて焼く「赤」(同)は、ふわっととろけます。何も付けず白焼きにする「白」(特上2千円)は、特製しょうゆとわさびで味わって。穴子の骨で取っただしで炊く薄味のご飯が絶妙です。

「すしの仕込みで培った技術でおいしく焼きます」と話す木村さん

 

冷めてもおいしく食べられる「穴子飯弁当・赤」(上)

 

テークアウトができる穴子飯弁当は、時間がたっても硬くなりにくい「赤」(上1900円)限定です。

(難波亮子)

店名
穴子飯 木村屋本店
住所
広島市中区大手町1―1―10
営業時間
午前10時30分~午後7時(金―日、祝日は4時ごろまで)
定休日
不定休
お問い合わせ
082(258)4877

COCONCA(ココンカ)古今果 そごう広島店

アンサブレ 上品な程よい甘さ

老舗の和菓子店「藤い屋」(廿日市市)による和洋菓子のブランドを扱う店です。伝統のあんこを幅広い層に食べてもらいたいと、現代のライフスタイルに合わせて焼き菓子など洋菓子スタイルで提供しています。季節を感じられる瀬戸内のフルーツを使ったケーキもあります。

優しい甘さのアンサブレ「ナチュール」(手前)と「ショコラ」

 

あんこをキャラメルとサブレで挟んだ「an sablé(アンサブレ)」(180円)は、上品な程よい甘さが魅力です。口当たりの良いこしあんとプレーンサブレの「ナチュール」、豆の粒が感じられる粒あんとカカオサブレの「ショコラ」の2種類。期間限定でチョコレートがけ(220円)も販売します。

「もっちり食感の焼き菓子『アンランド』(180円)もお薦めです」と話す原紺さん(左)とスタッフの松本真陽さん

 

「もみじまんじゅうのあんこを新しい形にしました。100年、200年後にも残る広島の文化としてつないでいきたい」と藤い屋デザイン室の原紺(はらこん)修二郎さんは話します。

(下迫恵美)

店名
COCONCA(ココンカ)古今果 そごう広島店
住所
広島市中区基町6―27 そごう広島店本館地下1階
営業時間
午前10時~午後8時(イートインのラストオーダーは7時30分)
定休日
そごう広島店に準ずる
お問い合わせ
082(512)7938

冷めん家 大手町店

自家製ラー油でピリ辛つけ麺

広島冷麺(つけ麺)の専門店です。店主の角中賢太さんは、広島市中区の十日市店で8年間修業をした後、2017年に大手町店を開きました。

広島冷麺の「普通」(1050円)は麺1.5玉。持ち帰り(1080円、パック代込み)もできる

 

特注の麺は、喉越しのいいストレート麺です。気温や湿度を見ながらゆで具合を見極めます。具はチャーシュー、ゆでたキャベツ、キュウリ、ネギ、赤芽。豚のもも肉を煮たチャーシューは、冷たい料理に合うように脂身を取ってあります。毎朝仕入れる野菜は鮮度抜群。つけだれは、しょうゆベースですっきりした後味です。辛さはうま味のある自家製ラー油で調節。辛さなしから激辛まで選べます。途中でラー油を足すと、味に変化がついて食欲が増します。

「店は清潔感を一番大切にしています」と話す角中さん

 

「気温の低い時季は常温でたれを提供するので、たれの風味をより感じてもらえます」と角中さん。持ち帰りは、自宅でゆでる生麺か、ゆで麺が選べます。

(宮地佳代)

店名
冷めん家 大手町店
住所
広島市中区大手町2―4―6
営業時間
午前11時~午後2時、午後6~9時(ラストオーダーはいずれも10分前まで)
定休日
日曜、祝日
お問い合わせ
082(248)7600
この記事を書いた人

メディア中国編集部

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