【アシタノオンセン日本全国温泉旅】香川 こんぴら温泉郷

こんぴら温泉郷は金刀比羅宮（ことひらぐう）の門前町である琴平町にあり、1997年に「長くて険しい石段を往復して疲れた体を癒してほしい」と源泉を掘り当てたのが始まり。現在では11軒の宿泊施設で温泉を楽しめます。

金刀比羅宮（写真①②）は「こんぴらさん」の愛称で親しまれ、海上安全や五穀豊穣、商売繁盛など、多くの人が幸福をお祈りするために訪れます。参道沿いには飲食店や土産物店が立ち並ぶので、登りきった帰りにはのんびりと散策を楽しみたいところ。金刀比羅宮と並んでぜひ訪れたいのが、日本最古の芝居小屋「旧金毘羅大芝居（写真③）」。通称・金丸座とよばれ、耐震工事を終えて今春から見学が再開され、江戸時代から使われてきた歌舞伎の演出上の仕掛けなどを実際に見ることができます。また参道口に位置する「金陵の郷（写真④）」では、白壁の酒蔵をそのまま復元し、江戸時代の酒造りを再現。併設するミュージアムショップでは試飲も楽しめます。

どこか厳かな雰囲気も感じ歴史情緒あふれる、こんぴら温泉郷へ出かけてみませんか。

金刀比羅宮の参道口から22段目の石段からすぐのところに佇む湯宿。広々とした湯殿には、女性露天風呂にバラの花が浮かぶ「華風呂」、さらに金刀比羅宮の大門を望む男性露天風呂があります。四季折々の自然に囲まれ、体を優しく包み込む湯あみタイムを過ごせば、きっと日常の疲れを癒してくれるはず。夕食はオープンキッチンのある展望レストランで「客前ステーキ」などの華やかな演出のほか、瀬戸内の旬の素材と讃岐ならではの味を堪能できます。温かくていねいなもてなしにリピーターも多く、至福のこんぴら旅を過ごせます。

▲女性露天風呂限定。夜にバラの花を浮かべた「華風呂」を毎日開催

▲温泉露天風呂付き和洋室。和モダンの落ち着いた空間

金刀比羅宮の表参道へは徒歩5分、四国最大級の規模を誇る老舗温泉旅館。自慢の大浴場では露天風呂をはじめ、ジェット風呂や薬湯など多彩な湯船が男女それぞれ6種ずつ（朝夕交代制）あり、湯めぐりを楽しめます。さらに「飛天館」宿泊のお客様限定で雄大な景色を眺める展望風呂もあり、ちょっぴりリッチな湯あみを楽しめます。露天風呂付客室など部屋タイプも多彩で家族、グループなど旅のスタイルに合わせた滞在ができるのも魅力的。さまざまな調度品で飾られた渡り廊下など、こんぴら情緒溢れた館内にも旅心が満たされます。

▲飛天館の宿泊者専用展望浴場。風情ある琴平の町を見渡せます

▲オリーブ牛のほか、四季折々の瀬戸内の食材を使った会席料理（写真は「女将特選」）

※状況により営業時間や定休日は変更になる場合があります。最新情報は直接各施設のHPをご確認ください。
※掲載価格はすべて税込です。