【住まいるナビ】不動産会社と探す、理想の住まいのカタチ

新型コロナウイルスが猛威を振るう中、「不動産業界も厳しいのでは？」というご心配をいただくことも多いのですが、実は不動産取引はコロナ禍においても活発です。家にいる時間が増え、テレワークの必要に迫られることもあるなかで、より暮らしやすい住まいを求める傾向が強くなっているようです。

一方で、建築資材などの高騰が続く中、新築物件の価格はどうしても高くなりがちな現状もあって、今注目されているのが中古住宅です。新築だとそもそも物件が存在しないエリアや、価格的に手が届かないエリアでも、中古住宅なら条件に合う住まいを探せる可能性があります。

「中古住宅」と聞くと、住宅性能や現況について、不安を感じる人は少なくありません。新築だと明らかな項目も、中古の場合は分からないことも多いため、不安は当然と言えるかもしれません。しかし、今、日本には多くの中古住宅が使われないまま眠っています。そうして、こういった空き家も含めて、中古住宅をもっと活用していこうという試みが、行政や業界団体の中でも行われているのです。その一つが、一般社団法人優良ストック住宅推進協議会が認定する「スムストック」です。

スムストックに登録するためには、建築時から現在までの住宅履歴データが記録されていること、50年以上に渡る長期のメンテナンスプログラムがあること、そして現在の基準を満たす耐震性を備えていることが条件。住まいの現状を把握するための住宅診断も実施されるので、住まいの状態が「可視化」され、不安軽減にもつながるのではないでしょうか。

中古住宅を住まいの選択肢にできれば、選択の幅は一気に広がります。家探しの原点は「なぜ家を買いたいか」という動機。「テレワークができる書斎が欲しい」「子どもがのびのびできる一戸建てに住みたい」「利便性のいい都心に住みたい」…。細かい条件にとらわれず、まずはそんな住まいへの思いから、フラットに住まい探しをスタートできるでしょう。

今の暮らしを変えたいという思いがあるなら、まずは「どんな暮らしをしたくて家を探すのか」を、不動産会社に相談してみましょう。新築・中古、マンション・一戸建てを問わず、多くの物件を扱う不動産会社なら、きっとあなたの家探しをサポートしてくれるはずです。

例えば新築は高騰していると言いましたが、もちろん、エリアによっては探せますし、一度に数棟から10棟ほどの新築住宅をまとめて分譲する小規模開発物件など、スケールメリットを活かして価格を抑えるケースもあります。希望に合う間取りやデザインの住まいがないなら、リフォームして理想の暮らしを叶える方法もあります

▲広島市東区牛田で販売中の小規模分譲地

お客さまが語る住まいへの夢の中から、一人ひとりに最適な住まいのカタチを探していく。それが不動産会社の仕事です。「何も具体的には決まってないから…」と足踏みする前に、一度お近くの不動産会社にご相談してみてはいかがでしょうか？自分たちだけでは想像しなかった、新たな選択肢が見つかるかもしれませんよ。