新年度　お肉でパワー注入／ぷちとりっぷ（広島市中心部）

広島市中区の洋食店「広亭タナカ」の姉妹店です。広亭の先代であり師匠の田中恒士さんの教えを守り続け、１６日で１０周年。「心を落ち着けて一皿を丁寧に。全てのお客さまとスタッフに感謝です」とシェフの前園隆太さんは振り返ります。

余分な脂とすじをそいだ国産和牛のヒレを使った「ビーフカツ」（３０８０円）が一推しです。厚さは約２センチ。レアで仕上げたヒレの肉汁が口いっぱいに広がります。おいしさの秘密は、揚げたてをすぐ切らず数十秒間置くこと。「置くとうまみが肉に浸透します」と前園さん。

広亭のまかないをメニュー化した「昭和３５年ミートソーススパゲティ」（１５９５円）もお薦めです。麺をバターで炒めるなど、当時主流の作り方を踏襲しています。ソースをじっくり煮込んでトマトの酸味を飛ばし、甘みをプラス。懐かしの味わいが楽しめます。

（吉本真人）

２０２１年６月にオープンした、韓国の唐揚げ「ヤンニョムチキン」専門店です。メニューは「コチュマヨ」「明太マヨ」など７種類がラインアップ。テイクアウト用のカップで提供されます。

お薦めは、コチュジャンやニンニクなどが入った自家製ソースを絡めた「ヤンニョム」（Ｌ７００円、Ｍ５５０円）です。甘辛いソースが唐揚げの肉汁と合わさり、かむほどにうまみが広がります。「オーダーごとに揚げるので、いつでも出来たてが味わえます」とスタッフの沖広柚紀さんはほほ笑みます。程よい酸味がある「ハニーマスタード」（Ｌ７００円、Ｍ５５０円）も若者を中心に人気です。

店名は、韓国の原宿と呼ばれるソウル市の弘大（ホンデ）地区が由来。Ｋ―ＰＯＰが流れる店内には韓流アイドルの写真も飾られ、韓国の雰囲気が味わえます。

（福田聖子）

ステーキやハンバーグなどの肉料理が中心のレストランです。店主の寺西雅彦さんのお薦めは最高級の米国産牛肉「プライム」を堪能できる「ＵＳＡ最高グレードプライム　炎のリブロースステーキ」（２００グラム１４９０円）。ステーキは霜降りで軟らかく、うまみたっぷりです。肉の表面だけを焼いた「ベリーレア」の状態で鉄板皿にのせて提供。寺西さんは「ゆっくり食べてみてください。鉄板の上で肉がじっくり加熱され、うまみが増します」と説明します。

「黒毛和牛とろけるハンバーグステーキ」（２００グラム１４９０円）も好評です。Ａ４、Ａ５ランクのステーキ用牛肩ロース肉をミンチにし、ベリーレアで提供。こく深くジューシーで、とろけるような食感も魅力です。

ステーキ、ハンバーグともにランチタイム（午前１１時３０分～午後３時）はご飯、サラダ、スープが付きます。

（津田慎介）