【アシタノオンセン日本全国温泉旅】「海の湯」指宿と「山の湯」霧島

薩摩半島の南端に位置する指宿市の海岸線に湧く、指宿温泉。温められた砂の中で入浴する「砂むし温泉（写真①）」は公共の施設「砂むし会館 砂楽」ほか、7カ所の宿泊施設で楽しめます。専用浴衣を1枚羽織って、砂かけさんに砂を首から下にかけてもらい、覆いつくしたら入浴開始。「砂楽」の天然の砂むし温泉は、波打ち際で潮騒をBGMにした砂むし体験も可能です。

指宿に訪れたなら、ぜひ押さえておきたい観光スポットは池田湖です。大昔の火山活動によって陥没してできたとされるカルデラ湖で、大きさは九州最大。別名「薩摩富士」とよばれる開聞岳を眺めながら、夏はバナナボートやＳＵＰなどの水上アクティビティがオススメです。また薩摩半島の最南端に突き出した岬にある龍宮神社（写真②）は、浦島太郎と乙姫様が出会った竜宮伝説発祥の地。風光明媚な縁結びのパワースポットとして多くの人が訪れています。

また指宿は回転式そうめん流し（写真③）発祥の地。唐船峡では湧き水を利用して、年間を通じてそうめん流しが楽しめます。日常を抜け出して、南国の雰囲気を満喫できる指宿へぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

霧島連山の南西に点在する霧島温泉郷は新湯、林田、硫黄谷、丸尾、栗川、湯之谷、殿湯、関平、野々湯の大小９つの温泉の総称です。いずれも標高600〜850メートルの間に位置し、風情も異なります。幕末の英雄・坂本龍馬とその妻・お龍さんが日本で初めて新婚旅行に訪れたのがこの地です。泉質と湯量に恵まれ、足湯や飲泉など気軽に楽しむことができ、大型ホテルや旅館、自炊できる宿など多種多様なので旅のスタイルに合わせて選ぶことができます。

霧島温泉郷の中心にある霧島温泉市場（写真①）は観光案内のほか、特産品を扱う土産店や食事処などが集まった複合施設。温泉の蒸気で蒸した卵や温泉まんじゅうが人気で、広場には「湯けむりの里・足湯（写真②）」もあり、霧島温泉郷の旅の拠点にぴったり。霧島温泉市場から徒歩圏内にあるのが丸尾滝（写真③）。近くの硫黄谷温泉などの温泉水を集めて流れる珍しい「湯の滝」で、四季折々さまざまな風景を楽しむことができます。大自然に抱かれた霧島温泉郷は心と体を癒しながらパワーチャージできるオススメの地です。

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