【暮らしのQ1】周囲に新型コロナ感染者が増えてきました。万が一に備えておくといいことは?
新型コロナに感染した際の療養に不安を抱える方からお便りが届きました。自治体や保健所が発信するガイドラインに沿って行動すればいいとはいえ、状況が日に日に変化する今、「第7波」での対策や備えはどのようにすればいいのでしょうか。8月上旬に療養を経験した2名の編集スタッフの体験記をご紹介します。
9日間のホテル療養を行ったスタッフA
発熱からホテル療養が決まるまで
発症0日目
就寝前、なんとなく熱っぽい違和感があり、家族の寝室とは別の部屋で就寝。
発症1日目
38.1℃の発熱、倦怠感、のどの違和感で起床。クリニックでの抗原検査で陽性判定。
基礎疾患がある旨を伝えて帰宅。幸い、妻と子どもは陰性でした。
その後、保健所から電話があり症状を確認。ホテル療養の希望を伝えました。
同日夕方
再び保健所から電話。療養先のホテルが決まり、準備の指示を受けました。
発症2日目朝
送迎車が自宅に到着。部屋に入り、電話越しに看護師の問診を受けました。
8泊9日のホテル療養がスタート!
毎日の健康観察はスマホから入力or健康観察票に記入。療養開始から4日間は、36〜39℃台を行き来しながらも、安静に生活。5日目から平熱に落ち着き、看護師の判断のもと、退所が決まりました。
洗濯は自室で手洗いします。
体調が悪い中での洗濯が辛く、2〜3日洗濯しなくてもいいくらいの着替えがあると楽でした。
これがあると便利だった!おすすめホテル療養グッズ
●お薬手帳…服用中の薬があれば、保健師や看護師に説明しやすいです。
●長袖シャツ…クーラーでの体温調整が難しい場合、羽織りがあると少し快適。
●ラジオ…聞き流すだけで孤独感が紛れて気持ちが楽になりました。
●お茶漬け・ふりかけ…支給される弁当が食べきれない、もしくは飽きた時のために、好みのご飯のおともがあると気分転換にもなります。
子どもが感染。家族で自宅待機をしたスタッフB
子どもの発熱から自宅療養まで
発症0日目
38.5℃の発熱。痰が絡んだ咳も少し。かかりつけの小児科で抗原検査を行い、陽性。「保健所への連絡は小児科から」と案内があったので、薬をもらって帰宅しました。高齢家族と同居しているため、子どもと看病担当の大人の隔離がスタート。
同日夕方
保健センターからMyHER-SYS(新型コロナ健康状態入力フォーム)案内のSMSが届き、必要な項目を入力。ここで自宅療養パックを依頼するシステムでした。
11日間の療養。家庭内隔離でしっかり対策!
発症2日目
熱が落ち着き、のんびりと過ごす日々が始まりました。大人も定期的に抗原検査を行い、最終日まで家庭内感染を防ぐことができました。
発症7日目
自宅療養パックがようやく到着。タイミングは時期によるのか、翌日に届いたという知人も。
全国の祭りが配信されていたおかげで、子どもも気分転換になったようです。
備えあれば憂いなし。万が一のために備蓄を用意しておきましょう!
自宅療養パックは必ずすぐに届くわけではありません。災害用備蓄のように、感染に備えた準備をしておくと安心だと思います。
▲自宅療養パック。依頼する際、生理用ナプキンを希望するか選べる項目がありました。
感染したら どうする?
広島県では、新型コロナ疑いの症状がある時点で医療機関の受診を勧めています。
こんな時は迷わず受診を!
●37.5℃以上の発熱が続く ●水分が取れない ●呼吸に異常がある
●ぐったりして動けない ●乳幼児で顔色が悪い ●基礎疾患がある
同居家族は どうする?
●感染者と家族は部屋を分けるか、2メートル以上距離を取る
●食事は向かいあって取らない
●家の中でも全員マスクを付ける
●冷房中でも窓を開けたり換気扇を動かして換気をする
不安があれば 相談窓口へ。
広島県積極ガードダイヤル
感染の疑いや不安があれば、24時間相談を受付。検査・診療できる医療機関を紹介してもらえます。
広島市 082-241-4566
呉 市 0823-22-5858
福山市 084-928-1350
その他 082-513-2567
自宅療養者相談センター(8月開設)
広島市内在住の自宅療養者を対象に、自宅療養セットの申し込みやホテル療養の相談を受付。電話番号は感染者のみに通知されます。
参考:広島県HP