【住まいるナビ】空間に合わせた家具選びのコツ①
食事にも家族団らんにも 多用途に活躍するダイニングづくり
食事は家族みんなが向かい合う数少ない時間、というご家庭は少なくないでしょう。また近年、お子さんが宿題をしたり、趣味や仕事で使ったり、またはリビング同様にゆったり座ってテレビを眺めたりと、ダイニング活用の幅は広がっています。
ゆとりあるサイズ選び
空間の広さと使用する人数によってダイニングテーブルのサイズの目安が決まってきます。食事スペースとしては、1人当たり60×40cm、4人掛けテーブルで横に2人並ぶなら、テーブル幅は最低120cmは必要ということになります。子どもの成長や来客時のことを考えて、皆様にはこれに少しゆとりを持たせたテーブルサイズでのご検討をおすすめしています。普段はコンパクトに使って、必要な時だけ伸長できる機能性を有したテーブルも便利です。
▲アイランド型のキッチンに長方形のダイニングテーブルを横付け。見た目もスッキリ省スペース
暮らしやすいテーブル配置
キッチンとダイニングを横並びに配置する例が増えています(写真1)。料理をそのまま横移動で配膳したり下げたりする動線がスムーズで、お子さんがお絵かきや宿題をするときでも、距離が近くて面倒を見やすいというメリットもあります。一番多いのはキッチンの前にダイニングを設けるパターン。キッチンに対してテーブルを垂直に配置すれば、リビングを広く取りやすく、リビングに置かれたテレビを全員が見やすくなります。平行に配置すれば、最近多い収納付きのキッチンも利用しやすくなりますね。
テーブルは四角形が定番ですが、丸テーブルなら、席に着いた全員が顔を見合わせながらほどよい距離感を保つことができ、直線が多くなりがちな家の中で、柔らかな雰囲気を演出できます(写真2)。天板が広めで中央に脚1本のタイプなら人数変化にも対応しやすくなるので、大人数でワイワイするのも楽しいカタチですね。
▲白い壁と木目のナチュラルな雰囲気のなかに、 曲線を生かした木製テーブルとチェアが好相性
イスは座り心地で選ぶ
木製の座面でも、座ってみると柔らかく体に馴染むものもあるので、しっかり試して選んでほしいところです。座った状態で足が床につくか、座面と背もたれのサイズ感は合っているか、座面の高さにも注意が必要です。
布などの座面ならテキスタイルやカラーバリエーションが豊富で、空間のアクセントにも。食事だけでなく団らんにも使うので、リラックスタイムもイメージして選びましょう。家族の好みでバラバラのデザインのイスを厳選してもいいですね。
ほんの少しの張り出しの「半肘掛け」なら立ったり座ったりもラク
LDKが一体となった空間であれば、リビングからの見え方にも配慮して、長く使えるものを選びましょう。
お話を伺ったのは…
インテリアショップ IKUS FURNI&COO広島
アドバイザー 横屋 睦実さん
心地よい音楽をかけて、ゆったりと家具をお試しいただいています。
お部屋のカラーやレイアウトに合わせてご提案をいたします。
IKUS FURNI & COO
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