【片付けの小部屋】ついつい集めたくなる!「いい箱症候群」に要注意
お片付けに伺うと、たくさんの「いい箱」に出会います。スマートフォン、小物家電、アクセサリーなどが入っていたもので、色がきれいで手触りもよく、簡単には崩れない厚紙で作られています。お菓子が入っていた、デザインがかわいい箱や缶も。ブランドロゴ入りの「いい袋」もお持ちです。持っている理由を聞くと「何かに使えると思って」とのこと。「いい箱症候群」と名付けたいと思います。
「いい箱」の使い道が決まっているなら、すぐに使ってみてください。使いづらいと感じれば、処分する踏ん切りもつきますよね。使い道がひらめいていないのなら、あなたは「いい箱」をただ持ち続けることになります。「いい箱」を見つけるセンサーも鋭いので、使わない「いい箱」があなたの元で溜まり続けていくでしょう。
パソコンやテレビの箱もよくとってあります。「修理する時に、その箱に入れて持っていきたい」と。ではもし本当に故障したらどうします?そのままショップに持ち込む、時間が経っていたら買い替えを考える、となりそう。メーカーに送る時も、他の箱で代用できそうな気がします。
「いい箱」も使い道がないなら不要なモノ。しかし、「いい箱」は処分するために形を崩すのもひと苦労です。私は、スマホやタブレットなどの箱は、買い替える時にショップで引き取ってもらっています。今のところ、「いい箱」がなくて困ったことはありませんから。
adviser:伊藤オリエさん
片付け整理収納アドバイザー・ライフスタイリスト。
片付けのキーワードは、片付けの先にある理想の暮らし、暮らしの満足度が上がれば人生の満足度も上がる。
Instagram @orie110