小粋な大人ファッション／春のコーディネート

朝晩は寒さの残る４月中旬のコーディネートにはウールのブレザーが役立ちます。保温性はもちろん、寒暖に応じて着脱しやすく、すっきりとしたシルエットやメタルボタンからはトラディショナルで上品な雰囲気が漂います。色は定番の紺がお薦め。ほかの色と合わせやすいので組み合わせが広がります。今回は「紺ブレ」を基本に据えた大人の着こなしを紹介しましょう。

ブルー系のストライプ柄ワイシャツなどで紺ブレとのテイストを合わせ、インナーでカジュアル感を出すのがポイント。春らしい軽快なインナーとして、クルーネックのスエットはいかがでしょう。最近注目を浴びている「インレイ編み」など薄手のものがいいですね。インレイ編みは、ベースとなる編み地の横糸としてゴム糸やパイル糸などの特殊な糸を挿入する方法で、薄い仕上りが特長。着心地が良く、Ｔシャツを思わせるカジュアル感があります。

デザインは無地にロゴ入りなどシンプルなものを選び、上品な大人を演出しましょう。例えばワイシャツがブルー系ストライプ柄なら、スエットは白地にブルー系のロゴにすれば紺ブレとの統一感も出ます。パンツは無地がいいですね。色は基本的に何でも合いますが、ブレザーと同じ紺にするとスーツのイメージになってしまうので注意してください。

このコーデは着回しも簡単です。インナーのワイシャツとスエットを変えるだけで、紺ブレ、パンツ、靴はそのままで成立します。この場合、インナーそれぞれのトーンを合わせるのがこつ。赤系のチェック柄ワイシャツなら、スエットも赤系を選ぶことでまとまります。また、バッグを持つならスエットと素材感の合うキャンバス地がおしゃれ。コーデを引き立てます。

ワイシャツとスエットを変えて着回しを楽しめる。トーンを合わせるのがこつ。

スエットと素材感が合うキャンバス地のバッグがコーデを引き立てる。

そごう広島店、福屋八丁堀本店、 天満屋岡山本店で販売

教えてくれた人

オンワード樫山
中国・四国エリア管理Sec.

田中 義基さん