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【アンガールズ山根良顕のPAPAっと育児】第4回 時間は戻せない、だからこそ今に集中!

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娘が生まれてからのことでよく思い出すのが、おくるみに包まれて寝ている姿。生後1〜2カ月というとても短い期間のことで、あの頃じゃないと見られない貴重な姿でした。今は随分と大きくなって包まれることなんてなくなったけど、たまに見かける両手を頭の上に伸ばして寝ている姿に、おくるみ時代の面影を見つけます。かわいいなと思います。あの頃には二度と戻れないことはさみしいですが、大きくなるとまた違う楽しみがあります。話が通じるようになるし、赤ちゃんの頃は二人で出かけるにも“ベビーカーに乗る娘”と“それを押す僕”でしたが、今では横に並んで歩いたり、「何食べる〜?」なんて言いながらお店を選んだり、デートができます。成長したからこその楽しい時間です。

 

あるタイムスリップ映画を観てよく思うことがあります。その作品では、登場人物が人生を何度もやり直せるのですが、そうすると未来も変わってしまいます。僕はそんなことになるなら、今が続く人生がいいなって思いました。だから今の人生を楽しむことに集中していたいなと強く思いました。子育て中はやることがたくさんあって、本当に時間が足りません。忙しさを理由に、娘と向き合う時間がないこともあります。でも、時間はつくるもの。ちょっと朝早く起きるとか、予定をずらしてまとまった時間をつくるとか。体を壊さない程度に、今しか経験できない娘との時間を、たくさん持てるようにしたいです。

 

僕が子育てで唯一、後悔していることがあります。それは、娘の爪切りができないこと。赤ちゃんの小さな爪を傷つけることが怖くて、「ママならできるはず!」と勝手に思って任せちゃいました。ママも僕も「初めての子育て」というラインに立っているんだから、僕と同じように不安だったはずなのに…。それ以来、今も苦手意識があって、結局爪切りはできません。娘はもうすぐ、大人の手助けなしで爪切りができるようになってしまいます。当時の僕は子育てを完璧にしないといけないと思いすぎていたのかな。もし、子育てをママに任せがちなパパがいたら、完璧じゃなくてもいいからやってみようって伝えたいです。過去には戻れないから、今の子育てに挑戦してください。小さなことでも、かけがえのない思い出になりますよ。

生後1カ月のおくるみ娘。今でもこのベッドを見ると「あの頃は小さかったなぁ」と思い出す姿です。

 

アンガールズ 山根良顕

お笑い芸人。1976年生まれ、広島市安佐南区出身。2000年、田中卓志とともにお笑いコンビ・アンガールズを結成。現在は7歳の娘のパパ。趣味は野球観戦、ラジオ・ポッドキャスト鑑賞、筋トレ。

 

Instagramアカウント @ungirls_yamane

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アシタノ編集部

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