【片付けの小部屋】備蓄食材がローリングできない!
災害時に備えて食料を保管する方が増えてきました。でも、「気付いたら賞味期限切れ。ローリングできない!」という声も多数あります。収納方法の見直しも必要ですが、少し考え方を変えるだけで解決できるかもしれません。
私の場合、防災食・備蓄食材は日常の食事に取り入れて循環させています。おかげで賞味期限内に消費できています。食材を選ぶときに「長期保存できる?」「保管しやすい?」といった観点だけでなく、日常で食べているものと同じように「おいしく食べられる?」と考えることはとても重要。日付が見えるように収納し、賞味期限を把握するようにしています。
非常食を食べる日を設けてみてはどうでしょうか。防災の日(9月1日)や、防災とボランティアの日(1月17日)などのタイミングでもよいし、家族が忘れにくい日付でもいいですね。梅雨がくる前の気候が落ち着いている今の時期は、冷蔵庫の中の見直しにもいいタイミングです。冷蔵庫やパントリーの中を整理して、賞味期限をチェックしてみてください。
普段食べない食品をもらったとき、食べきれないと思われるものは早めに「フードドライブ」へ。スーパーの店頭などで、家庭で余った食品を集めて食品を必要としている地域や施設、団体などに寄付する活動です。未開封で常温保存できるもの、賞味期限の猶予など条件があります。お買い物のときに気にしてみてください。
adviser:伊藤オリエさん
片付け整理収納アドバイザー・ライフスタイリスト。
片付けのキーワードは、片付けの先にある理想の暮らし、暮らしの満足度が上がれば人生の満足度も上がる。
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