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【アンガールズ山根良顕のPAPAっと育児】第5回7歳の娘の大きな決断、さみしいけど応援します

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小学2年生の娘が、語学留学のためにオーストラリアに旅立ちました。娘は英語を使う幼稚園・学校に通っていて、英検準2級にもチャレンジしていました。「もっと、ちゃんと英語を話せるようなりたい」という思いがあったみたいです。7歳にして自分で決断して行動することに驚き、自立していてすごいなぁと感動しました。7歳で離れちゃうって早すぎでしょ、とも思いました(笑)。

 

オーストラリアでは、英語の勉強だけじゃなくたくさんの経験をしてほしいと思っています。娘はオーストラリアではマイノリティー(少数派)となるわけだけど、その経験があれば自分が大多数になったときに周りに優しくできるんじゃないかなぁ。優しくない人に出会ったり、怒られる状況もあったり、理不尽だと感じることもあるかもしれません。そういった経験も、なぜそうされるのかを考えさせられるし、人に注意されたとしても自分のために叱ってくれる存在をありがたいと思えるきっかけになりますよね。そういった経験は、優しさのバリエーションを知ることでもあると思うんです。留学で身に着けた英語力は話す機会がなければ低下するかもしれないけど、経験したことは人生に生かせるはずだから。

 

留学は2年間の予定です。奥さんも同行したので、僕が日本で一人暮らし。成田空港で二人を見送ったときは、特にさみしくなかったんです。今は動画で世界のことをリアルタイムで見れるし、インターネット環境さえあれば費用を気にせず顔を見ながら話せるし、海外とはいえそこまで「遠い」という感覚がお互いに少なくて。ところが、空港の帰りに一人で車に乗り込み、ラジオから流れてきた音楽が坂本九さんの「上を向いて歩こう」。まるで僕がリクエストしたかのようなタイミングで流れてきて、「俺も独りぼっちなんだなぁ」「涙がこぼれないように上を向かなきゃ」って泣きました。

 

娘は慣れない環境で頑張っています。将来、彼女が一人で生き抜いていけるように、僕たち親は「やりたい」という気持ちに全力で応えて、できる限りのフォローをしてあげたいと思います。学費や生活費のこともあるから、僕も仕事を頑張らないと!!さみしいなんて言ってられないですね。

娘が6歳の頃、英語で自作したミニ本。「My winter」というタイトルも、文字も、サイズ感も、すべてがかわいい…。

 

アンガールズ 山根良顕

お笑い芸人。1976年生まれ、広島市安佐南区出身。2000年、田中卓志とともにお笑いコンビ・アンガールズを結成。現在は7歳の娘のパパ。趣味は野球観戦、ラジオ・ポッドキャスト鑑賞、筋トレ。

 

Instagramアカウント @ungirls_yamane

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アシタノ編集部

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