気分上昇！ご褒美スイーツ／広島ぐるグルメ

１月にオープンしたデザートコース専門店です。「夢に見るくらいずっとデザートのことを考えています」とパティシエの水谷公美さんは話します。ホテルの洋菓子部門で培った技術を生かし、季節を大切にした極上の一皿を生み出します。

月替わりの美しい「デザートコース」（２２００円、要ドリンクオーダー）は完全予約制。正午、午後３時、８時の３部制です。店内は７席。各回とも一斉に提供が始まります。

５月のコースの１皿目は「抹茶のコンポジション」。ウスイエンドウのスープに抹茶のソルベが浮かびます。２皿目はゴマのパンナコッタやジャスミンジュレ、バナナアイス、パイナップルのマリネを盛った「アジアンパンナコッタ」です。

３皿目は広島県産レモンを使ったタルトに燻製（くんせい）ミルクティーのアイスを添えた「タルトシトロンと燻製紅茶」。どれも素材の組み合わせに驚きと発見があり、心躍るコースです。（宮地佳代）

造幣局広島支局（広島市佐伯区）のそばにある、日本家屋を改装したチョコレート専門店です。抹茶やほうじ茶、あんこなど和の素材を使ったケーキやチョコレートを提供しています。

見た目に和菓子の要素を取り入れた美しいケーキが並びます。鮮やかなピンクの「赤雲（せきうん）」（６８０円）は、いちごチョコレートでコーティングされています。中には桃とチョコレートのほろ苦いムース、ふわっと軟らかい蜂蜜のクリームが入っています。土台はほうじ茶の香りがするガレットです。酸味の効いた爽やかな「富和（とわ）」（同）は、ホワイトチョコレートとレモン果汁を加えたレアチーズケーキ。土台は抹茶のベイクドチーズケーキです。「和と洋の素材のバランスを楽しんで」と代表の松下英樹さん。
和庭園を眺められるイートインスペース（午後６時まで）もあります。（難波亮子）

和庭園が見える、セルフサービスのイートインスペース

２月にオープンしたカフェです。芸術的で美しい盛り付けのパフェが人気を集めています。

看板メニューは、チョウが花畑で遊ぶ様子をイメージした「ショコラパフェ」（１８００円）。チュイル（付け合わせの菓子）やラズベリーなどでかわいらしく盛り付けたデコレーションは、小さなおとぎの国のよう。ガナッシュ、クレームショコラ、赤ワインとラズベリーのコンポートなど８層仕立てになっており、食べるほどにチョコの甘さとほろ苦さ、ベリーの酸味がマッチしてぜいたくな味わいです。食べ終えた時には、満足感と幸福感に満たされます。

パフェは、店長の堀井美里さんが考案しています。季節限定パフェにも創意工夫を凝らしています。「提供には時間がかかるので、余裕を持って来てもらえれば」と堀井さん。ケーキや焼き菓子のテイクアウトもできます。（近藤那美）