【枡田絵理奈の連載コラム】第6回 料理と、マスパン
アスリートの夫のサポートと育ち盛りの子どもたちのため、試行錯誤!
実はもともと料理は苦手で、『チューボーですよ!』のアシスタント就任を機に練習を始めたので、料理デビューは23歳とかなり遅め…。いまだに、胸を張って「料理が得意!」とは言えません。家族が不在の日の主食はカップラーメン…。そんな私ですが、アスリートと育ち盛りの子どもたちがいる我が家にとって食事はとても大切。私自身、料理は家事というよりも、自分の仕事だととらえて奮闘しています。
夫は痩せやすい体質で、体重を増やしてもすぐに減ってしまうことが悩みでした。(私としては羨ましい…。)結婚当初は80キロくらいだったのですが、肥満遺伝子検査をしてみたり、管理栄養士さんに食事のアドバイスをいただいたりしながら工夫し、今では体脂肪は増やさず、97キロまで育ちました。昔の写真を見た子どもたちが「パパ細っ!」と驚く姿を見て、サポートした妻としてニンマリしてしまいました。(夫と一緒に私もしっかり増量してしまったことは、ここだけの秘密♡)現在も、季節や体調、夫の目標に合わせてその都度、栄養の本やレシピとにらめっこ。体に良いだけじゃなくて、なるべく食事の時間が幸せな時間になるように、おいしくてテンションが上がるものを作りたいなぁ…と、試行錯誤の日々です。
とはいえ、子どもたちが家にいる時はなるべく遊んであげたいので、一人でキッチンにこもることはできず、料理の時間は子どもにも積極的に参加してもらい、一緒に過ごせるようにしています。
私と比べて、かなり早いお料理デビューを果たした我が子たち。2歳の頃には卵を割ったり、子ども用包丁を使って野菜を切ったり…。今は7・5・3歳になり、お手伝いも進んでしてくれるし、カレーくらいは私が手を貸さなくても、子どもたちだけで作れるようになりました。(危ないので、ホットプレートの鍋で調理しています。)7歳の長男は、私が寝坊すると、鰹節と甘口醤油とゴマを混ぜた具でおにぎりを作ってくれます。卵焼きも器用に巻くので、朝キッチンに立って一緒に妹たちのお弁当を作ることもあり、料理好きに育ってくれていると感じます。パパも、子どもの手料理からは栄養素以上のパワーを受け取ることができるようで、愛しそうに食べている姿が印象的です。
もちろん、子育てに疲れて頑張れない日もありますし、出前に頼ったり、近所のお友だちに助けてもらうこともあります。頑張りすぎずに精進していきたいです。
枡田絵理奈
2008年TBSテレビに入社後、「SUPER SOCCER」「チューボーですよ!」など、さまざまなジャンルの番組で活躍。広島東洋カープの堂林翔太選手と結婚し、2015年退社。現在は広島で3人の子育てをしながら、フリーアナウンサーとして活躍中。
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