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【アンガールズ山根良顕のPAPAっと育児】第6回 叱られても怒られても、結局はありがたい

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怒ると叱るって、似ているようで少し違いますよね。僕は、怒るのは感情的なもので、叱るのは相手を思って注意やアドバイスすること、と理解しています。

 

わが家で娘を叱るのは、どちらかというと娘と過ごす時間が長い奥さんです。夫婦間で子どもを叱るときのルールがあって、夫婦のどちらかが叱ると一方は子どもの聞き役になるようにしています。大人は、例え怒られて落ち込んでもお酒を飲んで気分転換ができるけど、子どもはそうはいきません。家の中に逃げ道を用意してあげたいなと思っています。

 

叱る役が多くなっちゃう奥さんは、娘の寝顔を見ながら反省したり落ち込んだりすることがあるみたいです。世のお母さんたちもそうじゃないかな。でも、自分を責める必要はないと思うんです。叱ったのは子どものためだし、感情的に怒ったとしても人間なんだからそんな時だってあります。ただ、怒ってしまったあとで「あのときはイライラしてたんだ」「あの言い方が嫌だったから怒っちゃったんだ」とか、相手に気持ちを伝えてお互いの状況確認ができたらいいんじゃないかな。社会では理不尽に怒られることだってあるから、そんな時に「なんで怒ったんだろう」って少し俯瞰して考えることができたら、乗り越えるヒントが見つかりそうです。

 

大人になると叱られたり怒られたりすることは少なくなるけど、僕は芸人になって年下のマネージャーに叱られました。若いころは遅刻が多くて、「遅刻は相手の時間を奪うことだし、山根さん自身の信用を失う」と注意されました。ある先輩には、連絡を返信しないままにしていたことを「人として良くない」と叱られました。叱ったり怒ったりってパワーを使うことだと思います。自分のパワーを他人のために使ってくれるなんて、よく考えるととても優しいですよね。今では感謝しかないです。

 

実は、僕は叱られたり怒られた経験があまりない、って思っていました。でも、親や先生、同僚や先輩が叱ってくれていたのに僕が気づいていかなかっただけかも。それで余計相手を怒らせていたかもしれないな…(笑)。

娘は現在、ママと二人で海外留学中。僕とはビデオ通話で近況を報告し合っています。パパの一人暮らしはさみしいです…。

アンガールズ 山根良顕

お笑い芸人。1976年生まれ、広島市安佐南区出身。2000年、田中卓志とともにお笑いコンビ・アンガールズを結成。現在は7歳の娘のパパ。趣味は野球観戦、ラジオ・ポッドキャスト鑑賞、筋トレ。

 

Instagramアカウント @ungirls_yamane

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アシタノ編集部

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