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【枡田絵理奈の連載コラム】第9回 「学生時代の夢」と、マスパン。

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アナウンサーへの「憧れ」が「夢」に変わった学生時代

ピアノ講師だった母の影響で、小さな頃から音楽に囲まれながら暮らしてきた私。ピアノやソルフェージュ、声楽などを習い、当たり前のように、自分は母のように音楽の道に進むのだと思っていました。でも、どれだけ練習しても、本番ではどうしても失敗してしまうし、周りには自分より上手な子がたくさんいて、劣等感を感じる日々。何より、私自身がピアノを楽しいと思えなくなってしまい、中学生の頃には音楽の道以外を探すようになっていました。

 

そんな中学生の頃から、テレビに映るアナウンサーの姿を見て、漠然と憧れの気持ちは持っていたのですが、高校一年生の時に、憧れが夢へと変わるきっかけがありました。 だいぶベタなんですが、原宿の竹下通りを歩いていたところ、芸能事務所の方からスカウトされたのです。人前に立つのが苦手な自分を変えるきっかけになるかもしれないし、社会勉強にもなるのではないか…何より、憧れのアナウンサーの世界を少し知ることができるのではと、芸能活動を始めることに。

 

高校時代は、学生リポーターの仕事がメインで、授業が終わってはテレビ局に直行し、生放送に出るという毎日を過ごしていました。 そんな中で、アナウンサーの仕事を間近で見る機会が増え、華やかに見えても、アナウンサーは決して自分が主役になることはなく、あくまで情報や共演者が主役だということ。また、アナウンサーは、画面には出るけれど、番組スタッフの一員であり、仲間と共に番組を作り上げているんだということを知り、根が地味な私でも、きっとやりがいを持って働けるのでは!と、本気でアナウンサーを志すようになりました。

 

当時、マスコミ関係の仕事をしている叔父に「アナウンサーになりたいんだけど…」と相談したら、「万が一…いや、億が一アナウンサーになれたら…」と言われたくらい、アナウンサーのイメージとは程遠かった私ですが、そこからはもう、アナウンサーになりたくて、なりたくて…。大学入学後すぐにTBSアナウンススクールに行ったら「まだ早すぎる!今はアナウンサーになるための勉強をするんじゃなくて、今しかできない経験をたくさんしてきなさい」と入会を断られ、やっと大学2年生になって、念願のアナウンススクールに入学し、就活へ…。

 

そこでも、素敵な出会い、人生を変えた印象的なエピソード、たくさんありました。 長くなってしまったので、アナウンススクール、就活の話はまた今度♪


 

枡田絵理奈

2008年TBSテレビに入社後、「SUPER SOCCER」「チューボーですよ!」など、さまざまなジャンルの番組で活躍。広島東洋カープの堂林翔太選手と結婚し、2015年退社。現在は広島で3人の子育てをしながら、フリーアナウンサーとして活躍中。

 

Instagramアカウント

https://www.instagram.com/masuda_erina.official/

この記事を書いた人

アシタノ編集部

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