【HIROSHIMAおしごと図鑑】スポーツチームスタッフ編
選手としての経験、自身の強みを生かして
チームを全力でサポートしていきたい
日本たばこ産業株式会社 広島支社
JTサンダーズ広島 総務
小幡 真子さん
大好きなバレーボールに関わることのできる仕事
大学卒業後、JTマーヴェラス(JT女子バレーボール部)で7年間選手として活動後、引退。2022年7月よりJTサンダーズ広島のバレーボール事務局で働いています。
JTマーヴェラスでは主将を務め、Vリーグ2連覇、さらに日本代表ではリベロとしてプレーしてきました。現役時代から自分たちの周りでサポートしてくださる方々がどのような仕事をされているか気になっていたこと、そして次は私が選手やチームをサポートしたいと思い、引退後、現在の職場に転向しました。業務は、JTサンダーズ広島のホームゲーム(中国5県)開催にあたって各県協会との交渉や打合せ、券売や始球式等のセレモニー、イベントの企画運営などです。この仕事に就いてからまだ日が浅いこともあって、今は知らないことを知るための勉強期間。大変なことも多いですが同僚や上司との情報共有を密にし、ストレスをため込まないように日々邁進中です。うれしかったのは、オフシーズンにチームが行ったバレー教室に参加した子どもたちが、シーズン中に試合を観戦に来てくれることや「中学でもバレーを続けてるよ!」と声をかけてくれたことです。
新しいことを理解し、自分のものにするまで多くの時間がかかります。しかし、バレーボールを通じて出会えたこの仕事に感謝しながら、自分の成長に力を注ぎたいです。バレーボールを通じた地域貢献、チームの更なる認知度アップに向けた取り組み、そしてチームがVリーグ優勝するためにどうしたらいいか…。正解はないですが、精いっぱいサポートしたいと思います。
これまでの感謝を忘れず、自分の成長の糧に
バレーボールはVリーグの選手だった母の影響で小学4年生からはじめました。高校は地元・熊本を離れ、長崎の強豪校へ。大学を経て、JTマーヴェラスへ入団しました。母や高校の監督から受けた「言い訳、責任転嫁をしない」という言葉を今でもしっかり覚えています。JTマーヴェラスでは吉原知子監督のもと、戦う集団として常に勝つために妥協することなく理想を追い求めてきました。勝つためにリーダーとして何ができるか、若い選手と積極的にコミュニケーションを図ったり、リーダー研修を受けたりと試行錯誤を続け、「このコートに立てていることへの感謝と笑顔を忘れないように」と全力でプレーしていました。
昨年、広島出身の方と結婚。はじめてのデートで「広島のことはしっかり知っておいてほしい」と、広島平和記念資料館を訪れました。また、選手時代は関西が拠点でしたがカープファンでもあります。プライベートではカープ観戦に行ったり、地域の歴史にも興味があるので中国地方をカメラ持参で出かけたりと、広島愛を高めています。