【アシタノオンセン日本全国温泉旅】兵庫県 城崎温泉
外湯めぐり発祥の地ともいわれる温泉地
城崎(きのさき)温泉
●泉質:ナトリウム・カルシウム-塩化物高温泉
●効能:きりきず、皮膚乾燥症、冷え性、末梢循環障害など
古い街並みと新しさが融合 まるで街全体が一つの温泉宿
城崎温泉は約1300年前に、この地を訪れた僧侶・道智上人(どうちしょうにん)が難病の人を救うために千日に及ぶ祈祷を捧げたことで湯が湧き出したのがはじまりとされています。外湯めぐり発祥の地ともいわれ、温泉街には趣の異なる7つの外湯が点在します。JR城崎温泉駅の隣に立つ「さとの湯」や岩盤を削った洞窟風呂が印象的な「一の湯」(写真①)などお湯の温度も異なり、どれも個性的。
宿に着いたらまずは浴衣に着替え外湯めぐりへ。大谿(おおたに)川を中心に木造の旅館や土産物店、飲食店が立ち並び(写真②)、古き良き日本の温泉街の魅力が満載。どこから撮っても絵になり、そぞろ歩きを楽しめます。
城崎の伝統や文化を体感するなら、志賀直哉など城崎温泉にゆかりのある文豪たちに関する資料を所蔵・展示する「城崎文芸館」(写真③)がおすすめ。さらに、ちょっと足をのばして、道智上人によって開創された「温泉寺」(写真④)へ。紅葉の時期は圧巻の景色が広がります。
11月6日は「松葉ガニ」漁の解禁となり、街はカニ一色に!さまざまな旅館やお食事処で、鮮度の良いカニ料理が味わえます。
新しさと古き良き風情の融合 和の心を今に伝える湯宿
JR城崎温泉駅から徒歩5分、温泉街の入り口に位置する創業97年の老舗温泉宿。館内には読書室、先代の主人が描き残した地蔵絵のギャラリーもあり、創業より受け継がれてきた伝統とおもてなしは訪れる人の心を癒してくれます。内湯と2つの貸切湯もあり、外湯めぐりとは異なる特別な湯あみタイムを過ごせます。また2023年春にリニューアルした客室をはじめ、ラウンジライブラリーやエントランスは新しいものと古き良き風情を共に体感できる空間となりました。ゆったりとした時間が流れ、日ごろの喧噪を忘れさせてくれる湯宿です。
シックな内装の特別室。五右衛門風呂+シャワールーム付きベッドルーム
ヒノキが香る和風の趣、貸切湯・風花(かざはな)の湯
エントランス
- 名称
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城崎温泉 旅館つばき乃
- 住所
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兵庫県豊岡市城崎町湯島781
- TEL
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0796-32-2131
- 定休日
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不定休
- 宿泊
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大人1泊2食付 16,500円/名~
特別室:大人1泊2食付 47,300円/名~
- 日帰り入浴
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なし
直営工房の地ビールと 城崎の温泉情緒を満喫
創業350年、城崎温泉街の中心に位置する老舗温泉宿。地ビール工房をもち、麦100%にこだわった4種類の本格クラフトビールが楽しめると評判。夕食時だけでなく、バーコーナーやお部屋でも味わえるのはうれしいポイントです。館内には男女それぞれに内湯に露天風呂付きの温泉、そして貸切露天風呂(40分1,100円)もあり、気兼ねなく温泉を満喫できます。おすすめの過ごし方は、チェックイン後に華やかな色浴衣に着替えて、温泉街を散策しながら外湯めぐり。着付けが苦手でも女将や仲居さんが手伝ってくれるので安心です。
獲れたての魚介や丹波牛が有名。松葉ガニは11月7日から3月末まで
早朝は緑の爽やかな香りが心地よい、ヒノキの露天風呂(男湯)
- 名称
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山本屋
- 住所
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兵庫県豊岡市城崎町湯島643
- TEL
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0796-32-2114
- 定休日
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不定休
- 宿泊
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大人1泊2食付22,000円/名~
- 日帰り入浴
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なし
※状況により営業時間や定休日は変更になる場合があります。最新情報は直接各施設のHPをご確認ください。
※掲載価格はすべて税込です。