【アシタノオンセン日本全国温泉旅】徳島県 大歩危祖谷（おおぼけいや）温泉郷

大歩危祖谷温泉郷は徳島県西部、四国の真ん中にあります。日本三大秘境の一つで平家の「落人伝説」が伝えられる「祖谷」、高知県と徳島県を流れる一級河川の吉野川が2億年の時をかけてつくりあげたとされる景勝地「大歩危」があり、山里に一軒宿が点在する温泉郷です。泉質はアルカリ単純泉や硫黄泉など各宿で異なり、四季折々の違った表情を魅せる山々と清流を眺めながらの湯あみは、身も心も解きほぐしてくれます。

大歩危峡は結晶片岩が水蝕されてできた渓谷で、大理石の彫刻がそそり立っているかのよう。秋は紅葉が一面に色を添え、観光遊覧船での川下りも一興。平家一族の哀話を秘める、秘境・祖谷にある日本三奇橋・かずら橋（写真①）は自生する重さ約6tのシラクチカズラで作られた橋。橋床の隙間から谷底が見え、長さ45mの吊り橋の揺れも相まってスリルを体験できるスポットとして人気です。

また近くには平家落人が京の都をしのび、この滝で琵琶を奏でたと伝わる琵琶の滝（写真②）があります。落差約40mで、運が良ければ滝の飛沫でできる虹を眺めることができるかも。

またよりアクティブに大自然を楽しむなら、激流・吉野川でのラフティング（写真③）がおすすめ。初心者でもガイド付きのラフティングツアーなら、スリル感のある非日常を体感できます。まだまだ大歩危祖谷エリアには大自然に触れることのできる見どころ満載。ぜひ足を運んでみては。

泉質：アルカリ性単純硫黄温泉
効能：神経痛、外傷、婦人病、健康疲労回復など

祖谷渓に佇む一軒宿。大パノラマの景色を一望しながら、傾斜角42度の断崖をゆっくりと下っていくケーブルカー（2023年2月リニューアル）で行く露天風呂が評判です。白い湯の花が浮いた白濁した湯船は、四国では珍しい源泉かけ流し。祖谷川の激流にせり出すようにしてつくられた露天風呂からは、森の奥から響く小鳥のさえずりや翡翠色の川面がやさしく目を癒してくれます。また館内では半露天の展望風呂で、祖谷渓を額縁で切りとったようなダイナミックな景色を体感。さらにお部屋や展望テラスからも四季折々の渓谷美を存分に楽しむことができ、静寂を感じながら温泉にゆったりと浸かる「天地効果によるストレスからの解放」がここにはあります。

2021年3月に誕生した本館2階の展望風呂「雲遊天空の湯～そらのゆ～」

約170ｍ谷底にある露天風呂「渓谷の湯」

その土地の食材や味を伝え続ける「慈食キュイジーヌ 祖谷和食」

泉質:単純硫黄泉
効能：神経痛、うちみ、くじき、筋肉痛、疲労回復など

大歩危峡の渓谷沿いに建ち、吉野川の美しい自然に囲まれた宿。標高1,000m級の山々と大歩危の荒々しい峡谷を眼下に望み、大歩危遊覧船をはじめ、妖怪屋敷（道の駅大歩危）や祖谷のかずら橋などへも好アクセス。観光の拠点としてもおすすめです。お風呂は単純硫黄泉の大浴場と鉱石人工温泉の露天風呂があり、大歩危の峡谷や吉野川の四季折々の景観を眺めながらの湯あみを楽しめます。料理は大歩危の地ならではの旬の食材を使用した山の幸・川の幸を中心に、調味料にもこだわった健康志向な料理を味わえます。特に自家製出汁と徳島の豚肉「極豚」を使った田舎鍋が人気で、これを目当てに訪れるリピーターも多いのだとか。大自然に触れて心も体もほぐれていくのを実感できそうです。

テラス風の露天風呂からは大歩危峡の景観美を見渡せます

お風呂上りの待ち合わせに、ゆったりとくつろげる囲炉裏風湯上り処

シモンズ製セミダブルベッドやエスプレッソコーヒーマシンなど快適な設備がそろうモダン和洋室

※状況により営業時間や定休日は変更になる場合があります。最新情報は直接各施設のHPをご確認ください。
※掲載価格はすべて税込です。