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【HIROSHIMAおしごと図鑑】鉄道会社編

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駅を「乗り降りする場所」から「愛される場所」へ

西日本旅客鉄道株式会社 中国統括本部 広島建築区
田中 佐和さん(写真左)

 

後輩の河上さん(写真右)と。

「業務の進め方に悩んでいると『困ってない?』といつも気にかけてくれる先輩です」と笑顔。

多くの女性社員が活躍する明るい職場

高等専門学校の建築学科を卒業後、入社3年目です。就職活動の際にインターンシップに参加した際に、鉄道建築に興味をもち、携わりたいと思ったことが就職を決めたきっかけです。さらに学校の先輩から職場環境や仕事内容について具体的に話を聞くことができ、福利厚生もしっかりしているし働きやすい職場だと感じました。この業界のイメージというとほとんどが男性社員だと思われやすいですが、私が働く広島建築区の一つ上の先輩には女性が3名いらっしゃいますし、女性社員は徐々に増えているようです。実際に今の職場も3分の1が女性。雰囲気も明るいですし、最近は女性社員を中心にお花見を楽しんだり、スキーやスノボに行ったりすることもあります。

駅づくりに携われることへのやりがい

広島建築区では広島県と山口県にある駅設備や事務所などの建築設備の改修工事・設計を担当しています。エリア管内には長くご利用いただいている駅が多く、古い設備も多いため、これからも快適にご利用いただけるよう建物管理や改修工事を行うための設計業務です。現在、広島駅南口再開発に合わせて、新幹線ホームを中心とした美装化を行っています。これまで床面や柱の経年劣化等により古く暗い雰囲気だったホームが、駅全体の統一感を重視した調和のとれた明るい雰囲気に生まれ変わる予定です。「広島の玄関口」にふさわしい空間として、観光客の方にまた広島に訪れたいと思っていただけるような空間になるよう、一昨年開通した西九州新幹線をはじめ、他駅の視察をしてデザイン検討を行いました。

 

設計の仕事は工事が始まれば終わりというわけではなく、現場に出て進捗を確認するなど幅広い業務に携わることができ、内勤と外勤のバランスが良いところに魅力を感じています。工事前にはグループ会社と工事の検討会を行うなど、各所と連携をとりながら安全に工事が完了できるように取り組んでいます。工事が無事故で安全に終わり、きれいになった様子を見たときや同僚がうれしい言葉を掛けてくれた時はやりがいを感じますね。また、他の社員が担当している工事見学会に参加し、建築について学べる機会が多いのもありがたいです。管内の駅を巡回するとき、各地の名物を食べられるのも楽しみの一つ。お気に入りは下関の海鮮丼です!

 

鉄道会社での設計業務は、建築のことだけでなく、幅広い知識が必要です。まだまだ学び足りないことも多いので、少しずつ吸収していきたいと思っています。誰かのためになっている仕事だと実感することも多く、前向きに楽しみながら仕事と向き合えています。これからも自分なりの楽しみ方を見つけて取り組んで行きたいです。

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