親子一緒に予防歯科
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」 親子一緒に予防歯科
6月4日から10日は「歯と口の健康週間」です。口の中にいる細菌は、よく歯を磨く人でも1000億〜2000億個、ほとんど磨かない人になると約1兆個と想像以上。幼少期からの正しい歯磨き習慣と、歯科医師や歯科衛生士によるプロケアにより、歯と口の健康に親子で取り組みましょう。親の意識 虫歯に影響
口内環境や歯に対するパパやママの関心度が、子どもの健康に大きく関係しています。2歳で虫歯がある子どもの7割は、親も未処置の虫歯があるといわれるほど。健康な歯は、顎や筋肉などの健全な成長に欠かせません。食べる物が変化する小さな子どもの頃から、睡眠や食事、運動などの生活リズムを身に付けるのと同じように、歯磨きの習慣付けをすることが大切です。
\年齢に合わせたケアを/
【0〜1歳】
ガーゼ磨きで慣れる
赤ちゃんのお口のケアは、歯が生える前からスタートしましょう。授乳や離乳食の後、ぬるま湯で湿らせたガーゼで、お口の中を優しく嫌がらない程度にぬぐってあげるだけで十分です。
【1〜3歳】
家族と一緒に習慣付け
ガーゼ磨きに慣れ、歯が生え始めたら、歯ブラシを使用します。優しく気持ちよく感じる程度で十分。この時期は大人のまねをしたがる子どもも多いので、歯ブラシで喉を突いたりするけがを防止するために、1人で磨かせる時には目を離さず、座って磨かせましょう。ガードのある歯ブラシなど、喉を突かないように工夫してある歯ブラシを使用することも有効です。
【3〜6歳】
大人が仕上げ磨きを
「食べたら磨く」ことを意識付けし、最後は虫歯になりやすい箇所を重点的に大人が仕上げ磨きを。歯と歯の間はデンタルフロスを使いましょう。
【6〜12歳】
磨き残しを減らす練習
一般的には小学校中学年くらいまでは仕上げ磨きが必要です。生えかけの奥歯や抜けた歯の横などしっかり確認を。虫歯だけでなく、歯肉炎(歯周病の最も初期段階)にも気を付けなければいけません。
歯医者さんでプロケア!
乳歯が生え始める時期に、かかりつけの歯科医院へ。一人一人に合わせた歯磨きの仕方を教わりましょう。
監修:やけやま歯科医院 國原崇洋院長 呉市焼山桜ケ丘1-3-6 0823-34-1099