香り快適ライフ(3/3)
気持ちよく香りを楽しむために
家の臭いケア
たばこや体臭など、生活の中で発生するいろいろな臭い。不快な臭いに香りが混ざってしまうと、香りを100パーセント楽しめなくなってしまいます。ここでは、家庭で簡単にできる消臭方法を紹介します。
1.茶殻やコーヒーで吸着 緑茶に含まれるポリフェノールには、殺菌力だけでなく、臭いのもとを取り除いてくれる効果があります。天日干しなどで乾燥させた茶殻をお茶パックに入れて、玄関やトイレなど臭いの気になる場所に置いておきましょう。コーヒーかすも臭いを吸着してくれる優秀な消臭アイテムです。
2.重曹で吸収 カーテンや布団、じゅうたんなどに付いてしまった嫌な臭いは、重曹水を作ってさっとスプレーすればOK。キッチンの三角コーナーや排水口には、粉のまま重曹を振りかけておきましょう。冷蔵庫やげた箱の中などにも粉のまま置いておくと、臭いを吸収してくれるのでお薦めです。
3.観葉植物で空気清浄 観葉植物には臭いのもととなる有害物質を吸収する力を持っている物もあり、部屋置きにお薦めです。特にサンスベリア、アロエベラ、ポトスなどは空気清浄効果の高い植物として知られています。インテリアとしてだけでなく防臭も期待できるので、リビングや玄関に置きましょう。
\使ってみよう!/
ミョウバン水
スーパーや薬局などで手軽に購入できるミョウバンは、制汗剤や防臭剤などに使われ、消臭効果が高いといわれています。ペットや生乾きの洗濯物、ごみなどの消臭にも効果が抜群。また、わきがや頭皮の消臭、汗の臭いの予防まで幅広く活躍してくれます。ミョウバン水に好みで精油をプラスすると、香りも楽しめます。■ミョウバン水の作り方
〇用意する物 焼きミョウバン30グラム、水道水1リットル
1.きれいなペットボトルに水道水を入れ、ミョウバンを加える。
2.よく振って、ミョウバンと水を混ぜる。
3.丸一日冷暗所に置いて、ミョウバンが溶けたら出来上がり。
※早く溶かしたい場合は、ぬるま湯を使ってもOK
殺菌効果で防臭
衣類の臭いの原因は、繊維に染み付いた臭いや洗いきれなかった雑菌であることがほとんど。ミョウバンを水に溶かしてできる酸性の水溶液は殺菌効果が高い上に、アルカリ性のアンモニアを中和させて臭いを取るといわれています。洗濯の際にミョウバン水を入れることで、消臭効果が期待できます。
カビ予防に
お風呂などのカビ予防には、スプレーボトルに入れたミョウバン水を使いましょう。また、カビが発生してしまったときにも、カビの部分にスプレーして歯ブラシでこすると、きれいに落ちます。頑固な汚れの場合は、スプレーした後にラップでパックして、しばらく時間を置いてから洗い流しましょう。
足の消臭に
清潔にした足に、スプレーに入れたミョウバン水を直接吹き掛けます。しっかりと乾いてから、靴下などをはきましょう。靴の内側にもミョウバン水をかけると、消臭効果が上がります。体の臭いが気になる人は、ミョウバン水を首や脇などに吹き掛け自然乾燥させるのも有効です。