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生まれ育った実家 将来どうする?(3/3)

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実家を活用する方法(2)
【住み続ける】

元の骨組み生かしリノベーション
実家を受け継いで住む場合、問題になるのが家の老朽化。一戸建て住宅なら建て替えという方法もありますが、現代の暮らしに合わせた間取りや設備、デザインへリノベーションするのも方法の一つです。最近は祖父母の家を孫世代がリノベーションして住むというスタイルも注目されています。若い世代のメリットは、新築や建て替えより割安な費用。よほど傷んでいない限り、元の骨組みを生かすことで費用を大幅に抑えることができます。子どものころに遊んだ祖父母の家への親しみ、古い住宅が持つレトロなデザインや味わい深さも魅力です。

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築52年After.jpg築50年以上の和風建物を洋風にリノベーションした一例。天井のはりを生かし、白塗りのウッドパネルと合わせることで、ビンテージ感を演出している

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青森八戸岬After.jpg紺色の壁面やタイル、木の質感がぬくもりを感じさせる、レトロな雰囲気に生まれ変わったリノベーション例

快適性備えつつ低価格で
リノベーションを得意とする「髙橋デザイン建築事務所」(福山市南蔵王町)では、若い世代に向けたカジュアルなリノベーションプラン「ヴィンテージリノベ」を行っています。古い住宅に足りない断熱性能を、壁を壊さずに確保する「外断熱工法」や、遊園地などにも使われている「デザインコンクリート」などにより、デザイン性や快適性を兼ね備えつつ、低価格でのリノベーションを実現します。

\教えてくれた人/

髙橋デザイン建築事務所 代表取締役・1級建築士 髙橋剛二さん

〈取材協力〉髙橋デザイン建築事務所 福山市南蔵王町3-10-30 084-944-8211

 

実家を活用する方法(3)
【賃貸】
空き家管理の手間いらず
 使われなくなった建物を放置しておくと、思ったより早く住めない状態になってしまいます。しかし管理には手間が掛かるため、住んでいる場所から遠い物件ではおろそかになってしまいがちに。そのような場合、賃貸住宅にするという方法があります。賃貸住宅として活用できれば空き家管理の手間から解放され、安定した家賃収入を見込むこともできます。
一戸建て住宅の場合は、そのまま賃貸住宅にする場合とリフォーム後に賃貸住宅にする場合の2パターンがあります。マンションは物件によって規約が異なる場合があるので、管理会社への相談が必要。安定した家賃収入が望める一方で、設備や電気・水道などの故障に対応する責任も発生するため、不動産会社などに相談するのがお勧めです。

生活に合わせたリフォームで賃貸住宅として活用
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ビフォーLDK2.jpg

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アフターLDK kicchinn.jpg和室から洋室へ、バリアフリーのLDKにリノベーション

 

〈取材協力〉クレスト不動産販売 福山市入船町1-4-15 084-925-1122

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