趣味写真家 古志英俊さん/キラリ人
趣味写真家 古志英俊さん
こし・ひでとし 1969年福山市生まれ。会社員の傍ら写真を撮影し、2015年から年に1回、地元の鞆町で写真展を開催
猫目線の鞆の浦 風景切り取る
海辺で居眠りする猫や物思いにふける猫ー。鞆の浦(福山市)で暮らす野良猫のほのぼのとした姿を「鞆ヲ歩ケバ猫ニ当タル」と題して会員制交流サイト(SNS)で発信している。1〜7日に広島市南区のエディオン蔦屋家電で開かれるグループ写真展「猫だらけ展」で、作品を厳選し披露する。「猫の自由な生き方を見ていると、思わずにやにやしてしまいます。お気に入りの一枚を見つけてほしい」と話す。
自らを趣味写真家と呼ぶ。健康維持のために2013年から朝の散歩をしながら地元の風景を写し始めた。猫の目線に合わせて低い位置から撮った写真は、見る人を鞆の町並みに誘い込む。「下から撮ると猫と一緒に空も入るので、鞆の風景がより美しく写るんです」とこだわりを語る。
お気に入りの場所は弁天島が見える防波堤。そこから朝日を見ると心がリセットされて前向きになれるという。「同じ場所で撮影しても季節が過ぎれば景色が変わります。日本遺産に認定された美しい町の記録を残していきたいです」
info.
写真展はエディオン蔦屋家電(広島市南区松原町3-1-1)で開催。古志さんのほか、広島県に住む猫好きの夫婦や女性らの作品も展示する。入場無料。問い合わせは082-264-6511
キラリと輝く3マイルール
★1 カメラを常に持ち歩く
★2 何度も撮ってみる
★3 前向きな気持ちを心掛ける