初詣は地元の神社へ(3/3)
【瀧宮(たきのみや)神社】
厄よけ・家内安全・子宝・安産
主祭神
・須佐之男命(スサノオノミコト)
荘厳な雰囲気の本殿。2019年7月、境内に子授け・安産の神様「子安神社」を創建
獅子舞 富くじでにぎやかに
JR三原駅の北東、和久原川沿いに鎮座する厄よけの社。544年に「櫻宮(さくらのみや)」と称されたのが始まりで、その後「瀧宮」と改称され、803年に現在の地に祭られました。大みそかから三が日にかけては多くの参拝者でにぎわいますが、一番の見どころは神職とみこによる獅子舞の奉納。1日午後、2日と3日は午前と午後の計5回登場し、笛や太鼓と共に場を盛り上げます。古来より獅子にかまれると、その年は無病息災で元気に過ごせるといわれていますので、ぜひかんでもらいましょう。「富くじ」と呼ばれる外れなしの福引(200円)や振る舞い酒も好評です。
獅子舞
笛や太鼓の楽しいはやしに合わせて、獅子が跳んだりはねたりします。迫力満点で、これを目当てに参拝する人も多いそうです
開運ひょうたん守り
「ひょうたんから駒がでる」のことわざのように、思いもよらぬ幸運が授かるようにと祈願されています(各800円)
健康守、開運招福守
鳳凰(ほうおう)と宝船が描かれた縁起の良いお守り。裏面にも美しい刺しゅうが施されています(各1000円)
〈DATA〉三原市中之町1-1-1 0848-62-2577
受付時間/8~17時、1月1日は0~18時、1月2・3日は8~18時
【御袖(みそで)天満宮】
学業成就・就職祈願・縁結び
主祭神
・菅原道真公(スガワラノミチザネコウ)
石段を上った所に鎮座する本殿
女性目線でお守りを考案
「学問の神様」として知られる菅原道真を祭る神社で、受験シーズンには多くの受験生が参拝に訪れます。社名の「御袖」は、道真が九州に左遷される途中、尾道へ立ち寄った際に民衆に親切にしてもらったお礼として服の袖を渡したことに由来。最近は、袖をモチーフにしたお守りや絵馬を、禰宜の菅文子さんが女性ならではの視点で考案し、話題を集めています。大みそかは地元青年部の主催で、年越しそばの販売やカウントダウンイベントを実施。三が日には、レモネードやしょうが湯の振る舞いがあります。また、三が日は予約なしで、随時合格祈願のご祈祷(きとう)に対応してくれます。
映画「転校生」の石段
大林宣彦監督の映画「転校生」の階段落ちシーンで有名な石段。眼下には箱庭のような美しい町並みが広がります
3種の御朱印
梅の印が押された物、石段を版画風に描いた物、同社をイメージした和歌が書かれたデザインの3バージョンを用意(各300円)
合格祈願守り
袖の形をかたどった1番人気のお守り。落ち着いた黒色の布に、紅梅のチャームが映えます(800円)
〈DATA〉尾道市長江1-11-16 0848-37-1889
受付時間/9~18時ごろ、12月31日は22ごろ~翌4時ごろ、1月1日は8~18時ごろ、1月2・3日は8~18時ごろ