春野菜に元気もらう/豊かな暮らしに+α
春野菜に元気もらう
春野菜の中でも、ひときわ旬を感じさせてくれるタケノコと新ジャガイモをピックアップした料理はいかが。相性抜群のトマトを使って洋風に仕上げた「タケノコのトマトベーコン炒め」と、新ジャガイモを丸ごと堪能できる「新ジャガのクリームチーズロースト」を紹介します。
◇タケノコのトマトベーコン炒め
和食に使うイメージが強いタケノコですが、トマトベースや洋風の味で仕上げるのもお勧めです。完熟トマトの深い甘みが味のポイントになるので、ホール缶のトマトを使います。タケノコの食感を引き立てるために、軟らかかったり、小さく刻んだりした野菜を組み合わせて作りましょう。
〈材料〉(4人分)
タケノコ…300グラム
米ぬか…1カップ
唐辛子…1本
べーコン…30グラム
トマトホール缶…1/2缶
玉ネギ…1/2個
セロリ…20グラム
ニンニク…1個
コンソメ…小さじ2
オリーブオイル…適量
塩、こしょう…各少々
セロリの葉…適量
〈タケノコの下処理〉
(1)タケノコの穂先を斜めに切り落とし、繊維に沿って切り込みを入れる
(2)大きめの鍋に(1)とかぶるくらいの水、米ぬか、唐辛子を入れて強火にかけ、沸騰したら落としぶたをして、吹きこぼれないよう注意しながら弱火で30分ゆでる
(3)根元の固い部分に串がすっと入ったら火を止め、しっかり冷ます
(4)姫皮の部分を残しながら皮をむく
※市販のタケノコの水煮を使う場合は、沸騰した湯で1分加熱し、臭みを取る
〈作り方〉
(1)下処理したタケノコを5ミリの厚さのいちょう切りにして、玉ネギは薄切り、セロリとニンニクはみじん切りにする
(2)ベーコンは1センチの短冊切りにする
(3)フライパンにオリーブオイルを入れ、ニンニクのみじん切りを入れて加熱する。香りが出てきたら、セロリ、玉ネギ、ベーコン、タケノコの順に入れて炒める
(4)食材に火が通ったら、ホール缶のトマトとコンソメを入れ、水気がなくなるまで炒め、塩、こしょうで味を調えて、器に入れる
(5)フライパンにオリーブオイルを入れ、セロリの葉を炒めてさっと火を通して、(4)に盛り付ける
◇新ジャガのクリームチーズロースト
今しか味わえない収穫したての新ジャガイモは、栄養豊富な皮まで丸ごといただけるのが魅力です。ジャガイモのローストは、バーベキューやキャンプの一品としても大活躍。バターを使用するのが定番ですが、クリームチーズを使えば、こくのあるおいしさが楽しめます。
〈材料〉(4人分)
新ジャガイモ(男爵)…4個
パルメザンチーズ…適量
塩…少々
【クリーム】
クリームチーズ…80グラム
ハム(みじん切り)…2枚
バター…20グラム
パセリ(みじん切り)…少々
塩、こしょう…各少々
〈作り方〉
(1)ジャガイモは皮ごと蒸し、十字に切れ目を入れ、ゆっくりと5ミリ程度開く
(2)クリームの材料を混ぜ合わせ、料理ヘラなどで十字に開いた所へ入れ込む
(3)(2)にパルメザンチーズ、塩を振り、オーブンで焦げ目が付くまで焼く
(4)焼き上がったら十字の割れ目を開き、中のクリームと絡める
\Point!/
ジャガイモを十字にカットするときは、真ん中ぐらいまでを目安に包丁を入れて
教えてくれた人
バランス生活「なみきみち」 まごわやさしい料理教室
主宰 岡野陽子さん
おかの・ようこ
女性たちが一息つける場所をつくりたいと、家庭料理の教室を自宅でスタート。少人数、1回完結型で、毎月8回程度開催中