職業病/読者投稿
〈投稿テーマ〉 職業病
仕事で身についた習慣や癖などが、普段の生活でも、つい出てしまうことはありませんか。
人の腕見て採血想像
看護師の間でよく話題になるのが、人の腕を見て「よく血管出てるわ~。採血しやすそう!」と思ってしまうこと。それから、「清潔操作」といわれる、物の扱い方が身に付いてしまっていること。一度取り出したものは元に戻さないようにしています。袋からお菓子を取り出すときなどは、手を突っ込まず、袋を斜めに傾けて取り出します。はたから見たら、神経質にしか見えないと思います。(とっくー/58歳・広島市南区)
ハイテンションで子と会話
子ども写真館で働いています。保育園のお迎えや買い物先などでわが子の友達に会うと、テンション高く話し掛けてしまいます。子どもたちにびっくりされることもあり、「またやってしまった」と後悔しながらも、なかなか切り替えられません。この際、元気なママで通していこうと思います。(1年生ママ/37歳・廿日市市)
無意識に商品整頓
スーパーマーケットで品出しの仕事をしていました。別のスーパーで買い物をしていた時、「ちょっとやめてよ!」と母に言われてわれに返ると、平積みされたみそのパックを、無意識に整頓していました。普段は無精で自分の部屋は散らかっているのに。習慣って恐ろしいと思いました。(カール/56歳・広島県府中町)
皿重ねて片付けやすく
居酒屋のアルバイトを辞めて1年がたちます。外食に行ったら今でも、お店の人が食器を下げやすいように、お皿を重ねて1カ所にまとめます。バイトのとき、そうしてもらえると片付けが楽でありがたかったので、自然と身に付いてしまいました。(とらじろう/20歳・広島県坂町)
封筒の貼り方チェック
封筒を製造する会社に勤めています。家に届いた手紙の封筒やお店で商品を入れてもらう袋、銀行でお金を入れる封筒など、きれいに貼れているかどうかを、ついチェックしてしまいます。(あずき大好きおばちゃん/43歳・広島市佐伯区)
レシピ通りきっちり計量
循環器内科に勤務していて、0.1㍉㌘の単位で薬を扱います。そのせいか、料理をするときにも、レシピ通りきっちり計量したくなります。(まっちん/39歳・福山市)
紹介相手 見極め慎重に
会社で、人事採用を担当しています。友人から交際相手を紹介されると、仕事で活躍できるか、家庭を顧みるタイプかなど、まるで採用面接のように見てしまいます。(ばいそん/27歳・呉市)
編集室からひとこと
仕事で扱うものは、職場以外で目にしても、気になるという人が多かったです。体が無意識に反応して動いてしまう人も。一生懸命働いているからこそ染み付いた独特の習慣。いろいろな職種のエピソードは、興味深かったです。