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アパレル作家 田中 岳彦さん/キラリ人

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アパレル作家 田中 岳彦さん

たなか・たけひこ 1977年広島市佐伯区生まれ。社会人を14年経験した後にファッション専門学校に入学。アパレル会社で3年働き「アトリエダンゴムシ」の屋号で2019年に独立

昆虫モチーフ
縫いぐるみ創作

昆虫をモチーフにした雑貨や洋服を作る田中岳彦さん(広島市佐伯区)が、西区のギャラリー「カモメのばぁばぁ」で6月17〜29日に個展を開く。
作品展では、カマキリの縫いぐるみやバッタ形のポーチ、東南アジアのセミをイメージしたワンピースなど、独自の世界を展開する。「作品は型紙から自分で作っています。縫いぐるみは、ワイヤを入れて脚や羽が動くように工夫しています」と細部までこだわる。
普段は広島のアパレル会社などで得た技術を生かし、オーダーメードの洋服や小物も作っている。小さいころから自宅に畑があり、虫は身近な存在だった。虫の縫いぐるみを2019年に作ってみると「作り方を教えてほしい」と言われ、ワークショップも10回ほど開いた。「好きな布を選んで作るので、個性が表れます。子どもから大人まで夢中で作ってくれるのでうれしい」とほほ笑む。
個展ではワークショップを開くほか、虫の生態も解説する予定だ。「作品を作る前に虫の生態を調べています。ハチは植物の受粉を助けるなど、自然の営みに欠かせない虫の働きもファッションを通して伝えたい」

キラリと輝く3マイルール
★1 見えない部分も手を抜かない
★2 自然に目を向ける
★3 よく観察する

info. 個展はカモメのばぁばぁ(西区横川町1-5-23)で開催。入場無料。ワークショップは材料費込み2500円。問い合わせは082-232-5074

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