女子の心つかむ新店/ぷちとりっぷ(広島市)
広島市西区楠木町に、女子の心をつかむ新店が増えています。体にやさしい弁当や素朴な家庭料理、ふわふわのワッフル…。思わず写真に撮って知り合いに教えたくなる魅力的な3店を紹介します。
【こめのはな】
体にやさしい弁当 育児も応援
「忙しいお母さんたちを助ける弁当を作りたい」。オーナーの新井有希さんは3人の子供を育てながら5月、体にやさしい弁当と総菜の店をオープンしました。
彩り豊かな酵素玄米弁当(手前)以外に、白米の上におかずを載せた弁当が並ぶ
東広島市の減農薬米を使った酵素玄米弁当(800円)が一押し商品です。玄米と小豆を圧力鍋で炊いて3日間寝かせた酵素玄米は、通常の玄米ご飯よりもちもちして軟らか。消化も良いそうです。日替わりのおかずは、塩こうじ漬けのサバやひじきのしょうゆこうじサラダなど、旬の食材を盛り込んだ10種類入り。手作りの発酵調味料で味付けするので、サバの身はふっくらしてうま味が染み込み、箸が進む味わいです。
女性には、手作りの甘酒と生の果物や野菜を合わせた色鮮やかなスムージー(420円~)が人気です。「甘酒は腸の働きを整えるので美肌効果も期待できますよ」と呼び掛けます。
イチゴやバナナ、コマツナなどを使った甘酒のスムージー
こめのはな
住所/広島市西区楠木町2-4-14
営業時間/平日午前11時~午後8時30分(土曜は午後6時まで)
定休日/日、月曜
082(521)5363
【やせうまだんご汁とおやつ 日日花(にちにちか)】
大分名物 具だくさんで健康的
指で平たく引き伸ばした小麦粉の麺を使う、大分県の郷土料理「やせうま」。この麺をみそ仕立ての汁に入れた「豚肉だんご汁」(ご飯と高菜炒め付き、800円)が看板メニューです。
具だくさんの「豚肉だんご汁」。ゆずこしょうを溶かすとアクセントに
もちもちで滑らかな舌触りの麺。スープは、大分県産の干ししいたけ「どんこ」で取っただしに、みそ、酒かす、練りごまなどを加えます。大根やゴボウなど根菜の具がたっぷりで、健康志向の女性に好評です。
店は6月にオープン。店主の河本有紀さんは「大阪での学生時代に働いていた大分料理店の味が忘れられなくて。30年前に出合ったやせうまのおいしさを、地元広島で伝えたいという思いが実現しました」とにっこり。
ゆでたやせうまに、きな粉をまぶした「きなこやせうま」(300円)も特徴的な一品。大分で親しまれているおやつで、素朴な味わいです。
自家製のあんこと黒蜜を添えた「きなこやせうま」
やせうまだんご汁とおやつ 日日花(にちにちか)
広島市西区楠木町3-16-1
営業時間/午前11時~午後7時(売り切れ次第終了)
不定休
082(836)3610
【あさみやワッフル横川店】
手作り生地 クリームふわふわ
真っ白なホイップクリームをたっぷり挟んだワッフルがずらり。ブルーベリーやカスタードなど8種類(各270円)あり、選ぶのに迷ってしまいます。
フルーツを挟んだカラフルなワッフル。大きさは約10センチで、甘さ控えめ
一番人気のイチゴのワッフルは、赤と白の鮮やかな断面が目を引きます。軟らかい生地と、ほんのり甘いふわふわのクリームがマッチ。イチゴの酸味がアクセントになっています。「見た目はボリュームがありますが、植物性のクリームを使っているので口当たりが軽く、2、3個食べる人もいます」と代表取締役の山本征義さん。
ワッフルは約40年前からデパートやスーパーで、実演スタイルで提供。2016年、広島市佐伯区に実店舗を初めて構え、今年4月に横川店を開きました。1枚ずつ手作業で焼く作り方は、40年間変えないまま。「小さいころ親と一緒に食べた人が、懐かしい味を求めて訪れてくれるのがうれしい」
あさみやワッフル横川店
住所/広島市西区楠木町1-13-14
営業時間/午前10時~午後5時30分
定休日/日曜、祝日。土曜不定休(9月は5、19日休み)
082(208)1800
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります