おうち時間 充実させよう/ぷちとりっぷ(広島市西区商工センター周辺)
コロナ禍により自宅で過ごす時間が増える中、部屋の模様替えをしてリフレッシュしませんか。家具のDIY(日曜大工)、インテリアやグリーンの新調―。広島市西区商工センター周辺にある、「おうち時間」を充実させるのにぴったりな店を訪ねました。
※新型コロナウイルス感染症の影響で営業時間などが変わる場合があります
【WOODPRO SHOP(ウッドプロ ショップ】
DIY 足場板を収納棚に
スギの足場板を中心に、金具などおよそ1500点を扱うDIY専門店です。販売する足場板は、工事現場などで使用された古材を再加工したものです。マネージャーの平原真矢さんは「使い込まれた古材ならではの味わいや、ぬくもりがあります」とにっこり。
60種類以上の足場板やDIY商品が並ぶ店内
コロナ禍の中、DIYをする人が増えたそう。人気なのが、台所などの壁面に付ける収納棚です。作り方は足場板に棚受け金具を取り付け、壁に打ち込むだけ。専用オイルやワックスを板に塗って木の風合いをよくしたり、ペンキを塗って自分好みに仕上げたりする人もいます。「初めてDIYに挑戦する人には、材料がそろったキット商品がお薦めです」と平原さん。
屋外にワークスペースがあり、1時間550円で利用できます。商品の組み立て方などを動画投稿サイト「ユーチューブ」でも紹介しています。
2階の家具売り場にある棚の設置例。板を複数枚付けられる金具が人気
WOODPRO SHOP(ウッドプロ ショップ)
広島市西区商工センター2―7―21
営業時間/午前11時~午後6時(ワークスペースの受け付けは2時まで)
定休日/木、金曜(祝日と重なった場合は営業)
082(961)3454
【サカミツ家具】
ギャッベ敷き 温かな空間
無垢(むく)材を使った家具や、イランの伝統織物「ギャッベ」を扱う家具店です。近年、家具と一緒にギャッベを購入する人が増えているそう。「木目調の家具とよく合います。自然な色味が温かな空間をつくります」と社長の坂光秀夫さんは話します。
ギャッベは、イランの遊牧民カシュガイ族に伝わる手織りのじゅうたん。羊毛をアカネやザクロなどの草木で染め、動植物や風景をモチーフにした柄を作ります。さまざまなインテリアに合わせやすいのはもちろん、丈夫なので長く使うことができます。「羊毛の油分で汚れをはじくので、掃除がしやすいのも特長です」と坂光さん。
ラグサイズ(横2メートル、縦1.5メートル)のコーディネート例。温かみのある家具にギャッベの色合いがマッチ
長辺3メートルの大判(50万円~)から、40センチ四方の座布団(1万円~)まで扱います。中でも座布団が人気です。いすや車の運転席の上に敷いたり、2枚並べて玄関マットにしたりするなど、さまざまな用途で使えます。
サカミツ家具
広島市西区商工センター3―3―18
受付時間/午前10時~午後6時
定休日/月、火曜(祝日の場合は営業)
082(278)7788
【Fleur d′ KARIN(フルール ド カリン】
トーン合わせ部屋に緑を
生花や観葉植物のほか、ドライフラワーや鉢などがずらりと並びます。企業やホテルのディスプレーも手掛ける店長の岩井里佳さんは「観葉植物は壁や家具のトーンに合わせて選ぶと楽しいですよ」とほほ笑みます。
壁が白っぽく、木製の家具が中心の洋室はエケベリアやルビーネックレスなどの小さい植物が似合います。白やベージュの鉢に入れ、棚などの上に置くとナチュラル感が増します。黒っぽい壁で、アイアンなど金属製の家具を置いた洋室はベンジャミンバロックやウンベラータなど少し大きい植物がお薦め。模様や彫刻などが入ったインパクトのある鉢に入れてソファの横などに置くとスタイリッシュな空間を演出できます。
左からエケベリア(1980円)、ベンジャミンバロック(4070円)、ワイヤプランツ(1815円)
和室には小さくて葉の多いワイヤプランツやアジアンタムが畳や砂壁とマッチ。茶やグレーの焼き物の鉢に入れて飾ると和の雰囲気がより高まります。
「花や植物を飾って、コロナ禍で疲れた心を少しでも癒やしてもらえれば」と岩井さん
Fleur d′ KARIN(フルール ド カリン)
広島市西区草津新町2-5-13
営業時間/午前9時~午後7時
定休日/第2、4火曜
082(270)2121