行楽　お供にテークアウト／ぷちとりっぷ（広島市中心部）

８月末にオープンした、のり弁当の専門店です。飲食店にノリを卸す黒田海苔（のり）店が運営します。「良質なノリを味わってほしい」と、スタッフの山音晃啓さんは話します。

ご飯と交互に敷くノリは、もみのり、青のり、アオサ入り焼きのりの３種類。ご飯には、牛肉でだしを取った甘辛いたれを薄く塗っています。ノリのうま味と相まって、ご飯を最後までおいしく食べられる工夫です。一推しは「鱈（たら）西京味噌（みそ）焼のり弁」（８９０円）。西京みそに２日間漬け込み遠火でふっくら焼き上げたタラが主役です。

限定２０食の「ランチのり弁」（６８０円）も人気です。天かす、魚粉、もみのりなどをかけたご飯に、彩りよくおかずがのります。珍しいのは、かつおだし入りのほうじ茶が付くこと。ご飯、焼きざけ、卵焼きを少し残して、だしをかけると、お茶漬けになります。

（難波亮子）

「ライオンのような大きな口を開けて食べる」の思いを込めたハンバーガー店です。高さ１０センチ以上ある大きなバーガーが特徴で、自家製ベーコンやアボカド入りなど９種類が並びます。

一推しは店名と同じ「ライオンバーガー」（７４８円）です。牛肉１００％のビーフパテは肉汁のうま味たっぷり。オリジナルのバーベキューソースとの相性は抜群です。しゃきしゃきのレタスや分厚くみずみずしいトマトと一緒に食べると、さっぱり味わえます。オリーブオイルとレモンが効いた「サバとアボカドチーズサンド」（７４８円）はサラダ感覚で食べられ、女性に人気です。

「家では人目を気にせず食べられるので、がぶりとかじりついてください。好きな映画を見ながらがつがつ食べて、最後は飲み物で流し込んで」と店長の宮城郁人さんは楽しそうに話します。

（下迫恵美）

コーヒーと具だくさんのサンドイッチが買える、隠れ家のようなテークアウト店です。ビル１階の通路脇に注文カウンターがあります。近隣でヘアサロンを営む織田恭平さんが、バリスタの川本めぐみさんと広島市南区で居酒屋を営む耳道翔平さんに声を掛け９月に始めました。

コーヒー豆は川本さんが、南区のコーヒー店ブレスヒロシマに特注したオリジナルブレンドです。フルーティーでポジティブな酸味が特徴。「単体でも食事と一緒でも、最後までおいしく飲めるように考えたコーヒーです」と川本さん。すっきりした飲み口です。

サンドイッチの「マーリー」（７００円）は、ピタパンにライムとスパイスで味付けしたスモークジャークチキンが挟んであります。チキンはジューシーで軟らかく、野菜もたっぷり。具材の相性が抜群で、くせになるおいしさです。

（宮地佳代）