【寺子屋のお金塾】保険選びと見直しのポイント④ 加入している災保険を確認しましょうニャ | アシタノ メインコンテンツにスキップする

【寺子屋のお金塾】保険選びと見直しのポイント④ 加入している災保険を確認しましょうニャ

この記事をシェア

火災保険に加入していない人はいないのでは?と思うくらい、私たちの住まいや生活に密着している火災保険。しかし「加入しているが内容はよく分からない」という人も多いのでは。この機会に火災保険を確認し、補償範囲を適切なものにしましょう。

1. 保険の対象を確認する

火災保険は、賃貸の場合は「家財のみ」、持ち家の場合は「建物のみ」「家財のみ」「建物+家財」の3つの選択肢があります。「建物」とは、建物の他に物置、車庫、塀など「建物に付帯し、動かせないもの」を指します。「家財」とは、家具、テレビ、冷蔵庫、洋服など「建物の中にあり、動かせるもの」です。
※保険会社によって定義が微妙に異なります。

2. 補償の範囲を設定する

火災保険は「メインの補償」「オプションの補償」に分かれています。
※保険商品によって変わります。

 

●メインの補償…火災、落雷、破裂・爆発、風災、雹(ひょう)災などの補償
●オプションの補償…水災、盗難による盗取・損傷・汚損、騒擾(そうじょう)・集団行動等に伴う暴力行為、漏水などによる水濡れ、建物外部からの物体の落下・飛来・衝突などの補償など

 

メインの補償に、どのオプションを付けるかどうかは任意。必要な補償はどれなのかをしっかり見極め、適切な補償を設定しましょう。

お役立ちコラム

近年、環境の変化で水害被害が多くなり、大雨、洪水、河川の氾濫などが身近になってきました。そこで気になるのが火災保険の「水災」の要件です。

「水災」の要件 ←ここがポイント!

●再調達価格(現状の建物を購入する場合に必要な金額)の30%以上の損害を受けた場合
もしくは
●「床上浸水」または「地盤面から45cmを超える浸水」によって損害が生じた場合

 

このことから分かるように、「床下浸水」のみでは火災保険は適用されません(床下浸水で再調達価格の30%以上の損害であれば適用されますが、可能性はほとんどありません)。「ハザードマップ」を見れば、住んでいる地域にどのような災害の可能性があるかが分かりますので、この機会に改めて確認しておきましょう。

まとめ

火災保険は、住居を取り巻く環境やライフスタイルで違います。一度家族で話し合ったり、経験豊富な専門家に相談したりしてみましょう。

次回は、資産作りの計画を立てよう(基礎編)について説明します。

【寺子屋のお金塾】これからのお金の増やし方① 資産づくりの計画を立てるニャ 〜基礎編〜

 

監修:栗栖 史匡FP 株式会社ライトサービス 代表

この記事を書いた人

アシタノ編集部

関連タグ

関連記事一覧

TAG LIST